NICEHCK GreenMood

こんにちは。今回は 「NICEHCK GreenMoodユニークマルチマテリアル複合線・フラグシップ級イヤホンケーブル です。金銀合金、銅銀合金、7N 高導電性銅、被覆銀五元素(銅・銀・ランタン・セリウム・イットリウム)レアアース合金の複合線材による独自に開発した導体を使用したフラグシップ級ケーブルです。HCKのフラグシップシリーズも結構いろいろな製品が出てきていますが、今回はまたこれでもか、とばかりに色々な線材を組み合わせていますね。特徴なのはレアアース(希少土)と金合金が入っている点で、銀線メインの「FourMix」との違いもこの辺でありそうです。
「NICEHCK」ブランドで現在までに様々なケーブルをリリースしており、最近は特にフラグシップシリーズの人気が高く、100ドルクラスで高品質のケーブルの定番のシリーズになりつつありますね。なかには初回分のみで完売になるような限定数の少ない製品も多いため、気になるケーブルは早めに入手した方がよいかもしれません。
→ 過去記事(一覧): NICEHCK製ケーブル製品のレビュー

NICEHCK GreenMood」の購入はAliExpressの「NiceHCK Audio Store」にて。AliExpressでの購入方法はこちらを参照ください。


[ NICEHCK GreenMood ] ユニークマルチマテリアル複合線イヤホンケーブル (ライトグリーン)
NiceHCK GreenMood Earphone Replace Cable Unique Multi-material Combination HIFI Wire (Copper silver alloy+high conductivity copper+gold silver alloy+silver coated 5-element rare earth alloy)
【CIEM 2pin 】【4.4mm/5極】
AliExpresss(NiceHCK Audio Store):302.99ドル~
※HCKより197ドルOFFのクーポンコード「KK2Z9GLP7K78」の提供を受けました。
コード利用により、実質105.99ドルで購入可能です。


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NICEHCKの新たなフラグシップ級ケーブルで、金銀合金、銅銀合金、7N 高導電性銅、被覆銀五元素(銅・銀・ランタン・セリウム・イットリウム)レアアース合金の複合線材による独自に開発した導体を使用しています。NICEHCKのフラグシップ級の複合線ケーブルというと4種類の線材を使用した「FourMix」がありますが、さらにグレードの高いケーブルとして用意されました。カラーはライトグリーン、コネクタはCIEM 2pin、プラグは4.4mmバランスのみがリリースされています。
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NICEHCK GreenMood」はフラグシップ級ケーブルということで、HCKのハードケース入りで届きました。太い線材を使用することが多いこのシリーズのケーブルではイヤホンと合わせた場合に、イヤホン付属のケースでは入らない事が多いため、大きめのケースが付属するのは有り難いですね。

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コネクタは2pin、プラグは4.4mmのみとラインナップを絞っており、「final A5000」のような中華イヤホン以外のイヤホンのアップグレードも想定した製品とのこと。個人的には「final A5000」と合わせても・・・という気もしないではないので、数万円クラスのイヤホンでも楽しめる品質、と読み直すことにします。アルミニウム合金製のプラグ及びコネクタ部品など今回も高級感のある仕上がりになっています。
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若草色のライトグリーンのケーブルは太めの線材がしっかり編み込まれた8芯タイプのケーブルで4芯タイプの「FourMix」より硬めのケーブルです。そのためあまり外出先に持ち歩くような使い方は想定していなさそうですね。「FourMix」のグリーンは比較するとより明るい色なのがわかりますね。

NICEHCK GreenMoodNICEHCK GreenMood
NICEHCK GreenMood」にリケーブル後の音質傾向はニュートラルに全体の情報量を底上げし、より濃密な印象のサウンドを楽しめるタイプです。「FourMix」がミックス線らしい傾向の中でも比較的中高域の伸びが向上し解像感を高めていたのに対し、「NICEHCK GreenMood」は中低域および低域の厚みが増す印象があります。レアアース(希少土)は銅線傾向をより鮮明にし、金は高域を柔らかくする傾向のため、それらの印象がより前面に出ている印象です。

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よりメリハリを高めて伸び感を強める方向の場合は「NICEHCK Spacecloud Ultra」が向いていますし、イヤホンの傾向を踏襲しつつ、よりキリッとした印象で中高域を明瞭にしたい場合は「FourMix」が向いています。それに対し、「NICEHCK GreenMood」はやはりイヤホンの傾向を踏襲しつつ、ボーカル域から低域にかけての密度感を向上し、いっぽうで見通しの良さや解像感を向上させつつ、さらに厚みのあるサウンドに感じさせる印象です。また高域が多少聴きやすい点も特徴のひとつといえるでしょう。

今回もフラグシップ級ケーブルに相応しく、非常に品質の高い印象でしたので、イヤホン自体のポテンシャルが高いイヤホンと合わせることが望ましいでしょう。個人的にはAndromedaあたりとも合いそうな気がしますので(カラー的にもそうですが)、MMCXなど他のコネクタのリリースも期待したいところですね(^^)。