NICEHCK Season

こんにちは。今回は 「NICEHCK Season4芯 7N OCC 銀メッキ線 3-in-1プラグ イヤホンケーブルです。4色のカラフルなカラーバリエーションに、アルミ合金製の交換可能なプラグを備えたハイグレード仕様の銀メッキ線ケーブルですね。イヤホンの外観に合せて選びやすく、見通しの良さを感じる変化も使いやすい印象のケーブルです。
多くの個性的なハイグレードイヤホンケーブルがすっかり定着したHCKですが、最近はアマゾンにはあまり出さすにAliExpressで限定販売することで大幅なディスカウントを可能にしています。
→ 過去記事(一覧): NICEHCK製ケーブル製品のレビュー

NICEHCK Season」の購入はAliExpressの「NiceHCK Audio Store」にて。
AliExpressでの購入方法はこちらを参照ください。また、HCKのTwitterアカウント(@hckexin)では新製品情報や特別の「割引コード」などがツイートされている場合がありますので、購入を検討される方は事前に最新のツイートを確認しておくことをお勧めします。


[ NICEHCK Season] 4芯 7N OCC 銀メッキ線 3-in-1プラグ イヤホンケーブル
NiceHCK Season Flagship HiFi Earphone IEM Cable 7N Silver Plated OCC 3-in-1 Detachable Plug
【 CIEM 2pin 】【3-in-1/3.5mm & 2.5mm &4.4mm】【4 Color】
※93ドルOFFの特別割引クーポンコード「MKKNFV7YNSTA」の提供をいただきました。
このクーポンを使用することで、実質76.99ドル~で購入できます。

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NICEHCK Season」は4種類のカラーバリエーションとモジュール型の交換可能なプラグが特徴的なケーブルです。線材は7N OCC(単結晶銅)銀メッキ線を採用。この高純度銀メッキ線をカラフルな樹脂被膜で多い撚り線とした4芯タイプのケーブルです。コネクタ及び分岐パーツ、モジュール型プラグはアルミニウム合金を採用し軽量化。プラグは3.5mm、2.5mm、4.4mmの3タイプが付属し、交換して利用することが可能です。
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コネクタは現在は「0.78mm CIEM 2pin」のみがリリースされています。カラーバリエーションは「グリーン」「ブルー」「グレー」「(ホワイト)シルバー」の4色が選択できます。
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今回は「ブルー」をオーダーしました。「NICEHCK Season」もフラグシップ級ケーブル扱いということで、HCKのハードケース入りで届きました。太い線材を使用することが多いこのシリーズのケーブルではイヤホンと合わせた場合に、イヤホン付属のケースでは入らない事が多いため、大きめのケースが付属するのは有り難いですね。
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ケーブルは滑らかな質感でしっかり編み込まれた4芯タイプ。さすがに重量級の「FourMix」のようなミックス線と比べると少し細い印象ですが、被膜は非常に薄く、十分な本数の高純度線材がしっかり織り込まれていることが確認出来ます。そのため一般的な低価格4芯線よりはかなり厚みがあります。また被膜も極薄ながら質感も高いため、取り回しも良く使いやすい印象です。またHCKのプラグ交換式ケーブルではAngelearsコラボの「NICEHCK Tricolor」を先行でレビューしていますが、「Tricolor」は8芯タイプのため、芯ごとの太さでは「NICEHCK Season」のほうが厚みがありますね。
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NICEHCK Season」の音質傾向は、イヤホンの特徴を活かしつつ、高純度OCC線らしいスッキリした中高域から高域にかけての抜け感や透明感を向上させるタイプのケーブル。情報量は十分に多く、バランス接続にプラグを替えることでより輪郭のはっきりしたサウンドを楽しめます。
一般的に変化が分かりやすいタイプの銀メッキ線の場合、ドンシャリ方向の変化が強調されることも少なくありませんが、「NICEHCK Season」はハイグレードのケーブルらしく、より自然に明瞭感や透明感を向上させる印象でイヤホンの特徴を伸ばしてくれます。
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ニュートラル傾向でややウォームな印象や、音数の多い曲で混雑した印象を感じる場合はリケーブルによりスッキリとした見通しの良さが得られるため透明感が向上したり、より立体的な音場感を得られるようになります。印象としては銀メッキ線らしい中高域の伸びの方が強調されますが、全体のバランスは維持されており、また高域は輪郭はシャープさを増しつつ派手さを感じるほどには変化せず、解像感や分離感を向上してスッキリした印象にさせます。
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いっぽうでドンシャリ傾向で多少派手めのイヤホンと合わせても十分に印象の変化があるものの、過度に高域が刺さったり、低域が強くなりすぎる事はありません。中音域および中低域は量感より見通しの良さや広がりを感じる変化で、より締まりやキレが向上するのが分かります。
シングルダイナミック構成はもちろん、ハイブリッド、マルチBAなど様々なイヤホンと組み合わせて楽しむことができますが、全体的にスッキリ目の変化が欲しい場合に向いているでしょう。またイヤホンのポテンシャルを引き出すタイプのケーブルですので、中華以外にも数万円以上のハイグレードイヤホンと組み合わせるのも良いと思います。特に各種カスタムIEMとの組み合わせはなかなかよさそうですね(CIEM 2pinコネクタはそのまま使える機種が多いですね)。

NICEHCK Seasonというわけで、「NICEHCK Season」は従来のレア線材を利用したフラグシップ級ケーブルとはちょっと異なり、ある意味「スペック通り」のハイグレードな「明瞭スッキリ系の銀メッキ線」という印象の製品に仕上がっていました。カラーバリエーションも多く、イヤホンの外見に合わせてカラーを選択できるのも良いですね。そして明瞭スッキリ系の「NICEHCK Season」に対して、より「濃い」音への変化を楽しみたい場合には同様に「3-in-1プラグ」を採用したAngelearsコラボの「NICEHCK Tricolor」もあります。できれば両方持って相性を比べてみるのも良いかも知れませんね(^^)。