こんにちは。今回は「NICEHCK Musou(無双)」銀/パラジウムメッキOCC線+7N OCC銀メッキ線 3-in-1プラグケーブルです。高級線材を使用し、非常に質の高いリケーブル効果を実現しつつ、白銀に輝く美しい見た目も印象的なケーブルです。さらにアルミ製の交換モジュール式のプラグも採用し、価格も中華ケーブルとしては高めなものの、有名メーカーの高級ケーブルにも対抗できる製品と考えればかなり購入しやすく、確かに名称通りの「無双」感もあるかも、というイヤホンケーブルです。
なお、多くの個性的なハイグレードイヤホンケーブルがすっかり定着したHCKですが、最近はアマゾンにはあまり出さすにAliExpressで限定販売することで大幅なディスカウントを可能にしています。
→ 過去記事(一覧): NICEHCK製ケーブル製品のレビュー
「NICEHCK Musou」の購入はAliExpressの「NiceHCK Audio Store」にて。
AliExpressでの購入方法はこちらを参照ください。また、HCKのTwitterアカウント(@hckexin)では新製品情報や特別の「割引コード」などがツイートされている場合がありますので、購入を検討される方は事前に最新のツイートを確認しておくことをお勧めします。
「NICEHCK Musou(無双)」は7N OCC 銀メッキ線と 銀/パラジウムメッキOCC線のミックス線材による4芯ケーブル。NICEHCKのフラグシップ級の最新ケーブルです。銀/パラジウムメッキOCC線は高純度単結晶銅(OCC)線に銀メッキを施した上にさらにパラジウムメッキをかける二重メッキ線を使用。パラジウムは装飾品にも用いられる白金系の高級材質で、大気中では不錆、不変色、化学的安定度が高く酸及びアルカリに侵されない特性があり、銀/パラジウムメッキ線では内側の銀メッキ線の特性を高めます。7N OCC 銀メッキ線はより高純度のOCC線材の特性を維持するために銀メッキコートが施され、銀/パラジウムメッキOCC線は銀メッキ線、特に銀の特性をより高める効果を想定しているのではと思われます。
「NICEHCK Musou(無双)」のカラーリングは「ゴールド」と「シルバー」が用意されており、被膜のカラーラインが異なります。またプラグは交換式モジュール型プラグを採用し、3.5mmおよび2.5mm、4.4mmのバランス接続プラグを同梱します。コネクタはCIEM 2pinタイプのみが用意されています。
今回は「シルバー」をオーダーしました。フラグシップ級ケーブル扱いということで「NICEHCK Musou」もHCKのハードケース入りで届きました。比較的太めの線材を使用することが多いフラグシップ系ケーブルではリケーブル時にイヤホン付属のケースでは入らない事が多いため、大きめのケースが付属するのは有り難いですね。
ケーブルは厚みのある線材がしっかり編み込まれた4芯タイプ。「Season」よりさらに太めの線材です。また被膜もより弾力があり厚めの印象。交換式プラグはアルミ製で全体としての重さはそこまでではないものの通常は室内での利用を想定したケーブルでしょう。装飾品にも使用される白銀色のパラジウムメッキが施された線材をしようしているためが、通常の銀メッキ線よりさらに光沢が強く強めの輝きを持っているケーブルです(そのためライトを当てて写真を撮るとすぐに白飛びしてしまいますね・・・汗)。人前で使うとゴールドやカラフルなケーブルより結構目立つかもしれませんね。めっちゃ歯が白い人みたいにめっちゃケーブルが輝いてるオタク、ってのも有りかも(違)。
実際にリケーブルした「NICEHCK Musou」の印象は「より洗練された銀メッキ線またはミックス線」という感じです。中華ケーブルでいうところの「銀メッキ線」というと高域が伸びて結構メリハリ強め、具体的には「Spacecloud Ultra」辺りをてっぺんに持つ、いわゆる派手系ケーブルをイメージされるかもしれませんが、本来は内側の銅線に対して表皮効果による減衰を銀メッキが補完することで理想としてはよりニュートラルな印象となることが望ましい線材です。これに対し、銀/パラジウムメッキは銅に銀メッキを行いさらにその上からパラジウムメッキを行うことで、通常はより耐腐食性や伝導性の向上を目的としますが、イヤホンケーブルにおいては「銀メッキ銅線」の特に銀の効果を高める働きが想像できます。つまり、「NICEHCK Musou」はより洗練された銅線+銀メッキ線のミックス線のような印象になるのではないかと考えられるわけです。
実際のイメージとしてもほぼこの想像を踏襲しているものの、よりキレ感や透明感が強調されるクールな印象に変化するケーブルでより銀メッキ方向の効果が強めに感じさせます。高純度OCC線による情報量の多さ、解像感の高さに加え、スッキリした見通しの良さを持っており、イヤホンの特徴を活かしつつ全体の透明感を高め、見通しや音場感を向上させます。いっぽうで派手さは無く、明瞭に感じさせつつも輪郭が過度に際立つような事は無いため、どのようなイヤホンと組み合わせても自然な音像表現を維持したまま、よりフォーカスがしっかり定まったような印象になります。また付属ケーブルではもうひとつ伸びきらない印象だった「LETSHUOER S12 PRO」も非常にスッキリした印象になりイヤホンの持つポテンシャルを引き出す上でも効果的だと感じました。
HCKのフラグシップ級ケーブルの中でも比較的高価格な線材を使用したケーブルですが、数万円級のイヤホンとの組み合わせにおいては価格以上に実力を感じさせるケーブルといえるでしょう。とはいえ実質価格で言えばこのクラス向けのケーブル製品のなかでは現実感のある価格設定ですし、リケーブル効果のうえでも、また見た目にもハイグレードなケーブルを検討されている方には最適な選択肢のひとつになるのではと思います。
→ 過去記事(一覧): NICEHCK製ケーブル製品のレビュー
「NICEHCK Musou」の購入はAliExpressの「NiceHCK Audio Store」にて。
AliExpressでの購入方法はこちらを参照ください。また、HCKのTwitterアカウント(@hckexin)では新製品情報や特別の「割引コード」などがツイートされている場合がありますので、購入を検討される方は事前に最新のツイートを確認しておくことをお勧めします。
[ NICEHCK Musou ] 4芯 銀/パラジウムメッキ線+7N OCC銀メッキ線3-in-1プラグケーブル
NiceHCK Musou 7N Flagship HiFi Earphone Cable Silver Palladium Plated OCC 3-in-1 Detachable Plug 2Pin
【 CIEM 2pin 】【3-in-1/3.5mm & 2.5mm &4.4mm】【Gold color】【Silver color】
※現在スプリングセール中のため、セール期間中は実質127.99ドルで購入可能です。
「NICEHCK Musou(無双)」は7N OCC 銀メッキ線と 銀/パラジウムメッキOCC線のミックス線材による4芯ケーブル。NICEHCKのフラグシップ級の最新ケーブルです。銀/パラジウムメッキOCC線は高純度単結晶銅(OCC)線に銀メッキを施した上にさらにパラジウムメッキをかける二重メッキ線を使用。パラジウムは装飾品にも用いられる白金系の高級材質で、大気中では不錆、不変色、化学的安定度が高く酸及びアルカリに侵されない特性があり、銀/パラジウムメッキ線では内側の銀メッキ線の特性を高めます。7N OCC 銀メッキ線はより高純度のOCC線材の特性を維持するために銀メッキコートが施され、銀/パラジウムメッキOCC線は銀メッキ線、特に銀の特性をより高める効果を想定しているのではと思われます。
「NICEHCK Musou(無双)」のカラーリングは「ゴールド」と「シルバー」が用意されており、被膜のカラーラインが異なります。またプラグは交換式モジュール型プラグを採用し、3.5mmおよび2.5mm、4.4mmのバランス接続プラグを同梱します。コネクタはCIEM 2pinタイプのみが用意されています。
今回は「シルバー」をオーダーしました。フラグシップ級ケーブル扱いということで「NICEHCK Musou」もHCKのハードケース入りで届きました。比較的太めの線材を使用することが多いフラグシップ系ケーブルではリケーブル時にイヤホン付属のケースでは入らない事が多いため、大きめのケースが付属するのは有り難いですね。
ケーブルは厚みのある線材がしっかり編み込まれた4芯タイプ。「Season」よりさらに太めの線材です。また被膜もより弾力があり厚めの印象。交換式プラグはアルミ製で全体としての重さはそこまでではないものの通常は室内での利用を想定したケーブルでしょう。装飾品にも使用される白銀色のパラジウムメッキが施された線材をしようしているためが、通常の銀メッキ線よりさらに光沢が強く強めの輝きを持っているケーブルです(そのためライトを当てて写真を撮るとすぐに白飛びしてしまいますね・・・汗)。人前で使うとゴールドやカラフルなケーブルより結構目立つかもしれませんね。めっちゃ歯が白い人みたいにめっちゃケーブルが輝いてるオタク、ってのも有りかも(違)。
実際にリケーブルした「NICEHCK Musou」の印象は「より洗練された銀メッキ線またはミックス線」という感じです。中華ケーブルでいうところの「銀メッキ線」というと高域が伸びて結構メリハリ強め、具体的には「Spacecloud Ultra」辺りをてっぺんに持つ、いわゆる派手系ケーブルをイメージされるかもしれませんが、本来は内側の銅線に対して表皮効果による減衰を銀メッキが補完することで理想としてはよりニュートラルな印象となることが望ましい線材です。これに対し、銀/パラジウムメッキは銅に銀メッキを行いさらにその上からパラジウムメッキを行うことで、通常はより耐腐食性や伝導性の向上を目的としますが、イヤホンケーブルにおいては「銀メッキ銅線」の特に銀の効果を高める働きが想像できます。つまり、「NICEHCK Musou」はより洗練された銅線+銀メッキ線のミックス線のような印象になるのではないかと考えられるわけです。
実際のイメージとしてもほぼこの想像を踏襲しているものの、よりキレ感や透明感が強調されるクールな印象に変化するケーブルでより銀メッキ方向の効果が強めに感じさせます。高純度OCC線による情報量の多さ、解像感の高さに加え、スッキリした見通しの良さを持っており、イヤホンの特徴を活かしつつ全体の透明感を高め、見通しや音場感を向上させます。いっぽうで派手さは無く、明瞭に感じさせつつも輪郭が過度に際立つような事は無いため、どのようなイヤホンと組み合わせても自然な音像表現を維持したまま、よりフォーカスがしっかり定まったような印象になります。また付属ケーブルではもうひとつ伸びきらない印象だった「LETSHUOER S12 PRO」も非常にスッキリした印象になりイヤホンの持つポテンシャルを引き出す上でも効果的だと感じました。
HCKのフラグシップ級ケーブルの中でも比較的高価格な線材を使用したケーブルですが、数万円級のイヤホンとの組み合わせにおいては価格以上に実力を感じさせるケーブルといえるでしょう。とはいえ実質価格で言えばこのクラス向けのケーブル製品のなかでは現実感のある価格設定ですし、リケーブル効果のうえでも、また見た目にもハイグレードなケーブルを検討されている方には最適な選択肢のひとつになるのではと思います。