QCY T22 Crossky Link

こんにちは。今回は 「QCY T22 Crossky Link」オープンイヤー型空気伝導イヤホンです。耳を塞がないタイプのオープンイヤー型で、指向性のある空気伝導式を採用したスポーツタイプのイヤホンです。17x12mmの楕円形大型ドライバーの搭載により音質面も良好で、5千円以下、実質3千円台で購入できる低価格も魅力的ですね。
■ 製品の概要について

中国のワイヤレスイヤホンブランド「QCY」のオープンイヤー型スポーツイヤホンが「Crossky Link」という名称が付けられた「QCY T22」です。耳を塞がないイヤホン、ということでオープンイヤー型の製品も最近では一定の人気を持つようになってきました。いわゆる骨伝導タイプ以外にも指向性のあるスピーカーで鳴らす空気伝導式の製品も何種類かの製品が登場していますね。今回の「QCY T22 Crossky Link」も空気伝導式のイヤホンで17x12mmの楕円形大型ドライバーの搭載によりオープンイヤー型が弱いとされる低域の迫力を向上し、メリハリのあるサウンドを実現しています。
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QCY T22 Crossky Link」は耳を塞がないオープンイヤー型デザインで周囲の環境音も聞き取りやすく、わずか22gの軽量設計により長時間でも快適に利用できます。耳の近くでパワフルなドライバーが空気を振動させ、指定の方向に音声を届ける「指向性オーディオ技術」を採用。高性能ドライバーとチューニングの最適化により、音の漏れを最小限におさえながら、豊かなサウンドをダイレクトに響かせます。
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QCY T22 Crossky Link」は17×12mm大口径グラウンドドライバーを搭載。バイオセルロース振動板を採用し低音を強化したチューニングを実施。中低音の深みを広げながら、原音を忠実に再現した高音質を生み出します。音響技術にこだわるQCY独自のチューニングにより、音の正確性を追求した臨場感、メリハリのある立体感を余すことなく表現します。またBluetooth5.3に対応し、安定した接続性と低遅延、低消費電力での利用が可能。さらに遅延を抑えたゲームモードも搭載します。

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QCY T22 Crossky Link」の10時間の連続再生が可能で、急速充電により10分間の充電で3時間の利用が可能。IPX6に準拠した防水性能により屋外でのスポーツ時も安心して利用できます。またQCYのアプリによる制御にも対応しており、最適なチューニングが可能です。
方式空気伝導式
オープンイヤー型
ドライバー17×12mm
バイオセルロース振動板
グラウンドドライバー
BluetoothV5.3
コーデックAAC / SBC
通話技術クワッドマイク + ENC
低遅延ゲームモード対応
充電I/F専用(マグネット式)
再生時間10時間 / 急速充電対応
防水規格IPX6
アプリQCYアプリ
(iPhone / Android用)
サイズ22g
106.8x43.3x132.9mm
QCY T22 Crossky Link」の購入はアマゾンのQCYストアにて。価格は4,980円です。
Amazon.co.jp(HearVoice_Electronics): QCY T22 Crossky Link
※現在25% OFFクーポンを配布中。3,735円で購入可能です。


免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして QCY より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

パッケージは表面は白地に製品画像を掲載したシンプルなデザイン。TWS製品の黄色いパッケージとはちょっと異なる印象ですね。パッケージ内容は本体、専用充電ケーブル、説明書。
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本体は軽量な樹脂製で、本体部分は耳掛け式でフックすると耳穴の少し上にスピーカー部が固定されます。装着感はソフトで圧迫感はありません。また私は普段メガネを使用していますがその上からの装着でも耳が痛くなることはありませんでした。
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やはり骨伝導タイプのスポーツイヤホンのようにドライバーを耳付近に密着させる必要が無いオープンイヤー型は気軽に使えるという点ではよりアドバンテージがありますね。操作系は右側に集中しており、上部に電源およびマルチファンクション用のボタン、下部に+/-ボタンがあります。基本的な操作はボタンのみで問題なく行うことができます。
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コーデックはAACとSBCのみですが、AACタイプのTWS製品でも安定した性能を実現しているQCYらしく接続性は良好で、スポーツ時に限らず、地下鉄内など街中での普段使いでも問題ない安定性を実現していました。また音漏れも静かな場所以外では特に気になることはなく、通常の屋外および屋内の利用では周囲に迷惑をかけることはほぼ無いでしょう。
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また「QCY T22 Crossky Link」もほかのQCY製品同様にQCY用の専用アプリに対応します。アプリではステータスの確認、オフタイマー、ゲームモードのON/OFF、ボタンアサインの変更、そして各種サウンドモード及びイコライザ(EQ)設定が可能です。
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またゲームモードの利用により、より低遅延での利用が可能で、ゲーム及び動画視聴の際もより違和感のないサウンドが楽しめるでしょう。


■ サウンドインプレッション

QCY T22 Crossky LinkQCY T22 Crossky Link」はオープンイヤー型の構造のため、全体としては高域及び低域が少し抜けたような印象のサウンドになります。とはいえ思ったより違和感は少なく、周囲の音が聞こえつつ、ちゃんとイヤホンからのサウンドも耳に届きます。アプリでのサウンドモードの違いにより結構印象が変わりますが、通常の利用では「デフォルト」のままで良いと思います。他のモードはオープンイヤー型の特性上、おもったような効果は得られないかも。特に「ポップ」は臨場感のある印象になる演出と思われますが、お風呂の中のような響き方にも感じられます。ここではモードは使用せず、好みの応じてEQで低域などをより強めにするほうが効果的ですね。

QCY T22 Crossky Link」の高域は比較的ハッキリとした印象で、高高域は環境ノイズに打ち消されるもののシンバル音などは比較的しっかり聴こえます。正直なところもっとモコモコした印象かと思っていたので結構しっかり楽しめるのだなと驚きました。実際は多少シャリ付きのある印象で強めに鳴っていると思いますが、籠もり感をなくすという意味ではオープンイヤー型に適したチューニングと言えるでしょう。
QCY T22 Crossky Link中音域も高域同様に環境音に打ち消されないような強さがあり、スピーカーとの物理的な距離感は当然感じるものの、うるさく感じない程度にしっかりと存在感のある音を鳴らします。「デフォルト」では特定の音域を強調するような味付けはなくどのようなジャンルの曲も聴きやすい印象。また音声も聞き取りやすく、「Audible」などのオーディオブックの利用などは相性の良さを感じます。いっぽうで音場感はほぼ感じる事ができず、動画視聴やゲームでの定位感を得るのは結構難しいかも知れません。この辺はオープンイヤー型の性格上やむを得ない部分でしょう。「ポップ」のモードでは意図的に臨場感を上げてこの辺を補っていますがむしろ不自然なので割り切って使った方が良いと思います。
低域は「QCY T22 Crossky Link」では大型のドライバーにより強化されている、ということですがやはり物足りない印象で、モードを変えるよりEQで量を増やす方がオススメ。ドライバーの表現力は高いため低域を強くしても籠もることは少ないでしょう。


■ まとめ

というわけで、「QCY T22 Crossky Link」は耳を塞がないオープンイヤー型という特徴が有るため通常のイヤホンとは全く異なるジャンルの製品となりますが、「ながらリスニング」という点を理解すれば思ったよりちゃんと鳴ってくれる、という印象でした。個人的には「Radiko」でのFMラジオやポッドキャストの利用、「Audible」などのオーディオブックを楽しむ用途で最も相性の良さを感じました。また音楽配信のリスニングなどもBGMとして小音量で鳴らしておくという方には、密閉感のない感じがむしろ集中力アップに効果的かもしれません。「QCY T22 Crossky Link」はオープンイヤー型としてのしっかりした実用性を持ちつつ実質3千円台で購入できる気軽さも良いポイントですね。