こんにちは。今回は 「JSHiFi-藍魔」7N 単結晶銅 & 単結晶銅銀メッキ線 同軸ケーブルです。気がついたらリケーブル製品の未掲載ネタが相当にたまっており、毎週いくつかレビューを入れていこうと思っております。というわけで今回は結構前に届いたままになっていたJSHIFIのハイグレードケーブルです(^^;)。
なお既存の「JSHiFi」ブランドのケーブルについては過去のレビューも参照ください。
購入はアマゾンの「JSHiFi」マーケットプレイスにて。なお、同ブランドの新製品は毎回好評のためアマゾン在庫が売り切れることもあると思います。新製品情報や入荷情報なども含め「JSHiFi」のTwitterアカウント(@xiaoxia76571098)をフォローしておくのもよいと思いますよ。
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして JSHiFi より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
[ JSHiFi-藍魔 ] 7N 単結晶銅 & 単結晶銅銀メッキ線 同軸ケーブル(ライトブルー)
【 MMCX 】【 CIEM 2pin 】【3.5mm】【2.5mm/4極】【4.4mm/5極】
※現在クーポンで1500円 OFFの割引を実施中です。
「JSHiFi-藍魔」7N 単結晶銅 & 単結晶銅銀メッキ線 同軸ケーブル はメタリックで鮮やかなライトブルーの被膜のミックス線仕様のハイグレードイヤホンケーブルです。よりハイグレードの高純度単結晶銅と単結晶銅銀メッキ線を同軸配線、つまりエナメルコートされた+側の芯をGND(または-)側の線材で覆う構成ですね。この同軸構成は通常のミックス線と異なる特徴を持つ可能性があります。
プラグは「3.5mm」ステレオおよび「2.5mm/4極」「4.4mm/5極」バランス接続が選択可能になっています。コネクタも「MMCX」「2pin」「qdc」の3タイプが選択できます。2pinコネクタは埋め込み用の突起部分がCIEM 2pinより短く、仕様としては「中華2pin」になります。ただ埋め込みタイプのイヤホンでもピンの長さが届けば使用可能な製品もあります。
パッケージは袋入りの簡易包装。メタリックカラーのシールドの外周をライトブルーの樹脂被膜で覆われたケーブルで左右1芯の2芯タイプ。被膜はやや硬めで弾力があり、ケーブル全体も硬めですが、比較的細い線材でまとめられているため過度に重くならず屋外での利用でも問題ない取り回しです。
「JSHiFi-藍魔」のリケーブル後の印象は、ある意味「予想通り」、ミックス線というより、より洗練された銀メッキ線という印象があります。おそらく同軸構成のエナメル断線された「芯」部分、つまり実際に信号を伝達する+極性は銀メッキ線、外周部分の-極性(GND)は高純度単結晶銅線を使用しているのではと思われます。そのため表皮効果による外周部の減衰が抑制され、通常の銀メッキ線より銀メッキ部分の効果が鮮明に出ます。いっぽうで銅線部分は高純度の単結晶銅線を使用することで比較的細い線材でも十分な情報量を確保しており、付属ケーブルより音が細ることを抑制します。
結果としては、イヤホンの傾向を維持しつつ、中高域の見通しを向上し、よりスッキリした印象で高域の伸び感や中間表現を向上させます。いっぽうで低域はより引き締まった印象となります。付属ケーブルが低域の響きの強めの銅線ケーブルの場合、リケーブルにより低域が弱くなったように感じる場合もあるため、あまり合わないかも知れません。しかし十分にポテンシャルがあり、サウンドバランスの良い製品ではバランスを維持し、透明感を向上させる効果が得られます。また、もう少し中高域の伸び感が欲しいという場合にも最適でしょう。
JSHIFIのケーブルの中でも比較的ハイグレードな製品ということもあり、相性が良いのはやはり100ドル前後かそれ以上のグレードの製品との組み合わせでしょう。この価格帯は超激戦区と言うこともあり非常にポテンシャルの高い製品が多く、リケーブル効果も高いことが特徴です。見た目にも太すぎず取り回しも良く、見通しの良いサウンドが楽しめるケーブルとして興味のある方は試してみてくださいね。