こんにちは。今回は「SIVGA SV023」です。50mmベリリウムコートLCP振動板ドライバーを搭載し、セミオープン構成を採用した450ドル、6万円級のハイグレードモデルです。そのため300Ωの高インピーダンス仕様など相応の環境を対象としていますが、ハンドメイドによる高品質な外観に、音質面でも優れた解像感と音場を持ち、標準でバランスケーブルが付属するなど満足度の高い製品に仕上がっていますね。
■ 製品の概要について
「SIVGA SV023」は50mmの大口径「ベリリウムコートLCP(液晶ポリマー)振動板ダイナミックドライバー」を搭載し、ドライバーは航空グレードのアルミニウム合金製のハウジングに収納されています。振動板は外周部(エッジ)にはLCP(液晶ポリマー)、中央部(ドーム)にはベリリウムコートを施した構成となっています。また磁気回路には高性能なNdFeb素材を使用しています。高性能ドライバーにより広い音場、良好なダイナミックレンジ、高い分離性を実現します。
また「SIVGA SV023」は318gの軽量設計でヘッドバンド部は伸縮性のあるステンレス鋼でできており、圧力をかけずに適切なクランプ力を提供し、柔らかく快適な上質な山羊皮革のカチューシャが備えられています。そしてハウジング部は高級ウォールナット材を使用。精密CNC加工のうえハンドメイドにより仕上げられ高級感があります。イヤーパッドは高タンパク質素材と形状記憶素材で作られており、イヤーカバーは肌に優しいベルベット材が採用されています。頭部の形状に合わせて設計されており、優れた装着性を実現しています。
「SIVGA SV023」はインピーダンス300Ω(±15%)、感度105dB/mw(±3dB)と、上位モデルらしい高インピーダンス仕様となっていますので駆動には相応の再生環境が必要となりますが、ケーブルプラグは標準で4.4mmのバランス仕様で3.5mmへの変換ケーブルが付属します。ケーブルは高純度6N OCC単結晶銅線を採用しています。
ヘッドホン本体はレザー製のハードケースに収納されており、ハイグレードモデル感がありますね。パッケージ内容は、本体、ケーブル、3.5mm変換ケーブル、6.3mm変換プラグ、付属品用ポーチ、レザーケース。
「SIVGA SV023」本体はウォールナットのウッドハウジングをステンレス製のアームとバンドで構成されヘッドバンドはウールレザーを採用しています。ベルベッド地のイヤーパッドはソフトで適度な側圧でしっかりとホールドされます。セミオープンバック構成と言うこともあり通気性は良く、密閉感はほとんど無く蒸れやすい梅雨の季節でも快適な装着感がありますね。
ケーブルコネクタはSIVGAの従来機種同様に2.5mmの両出しでメーカー記載は無いものの「HD700」と互換性がある仕様と思われます。付属ケーブルは6N OCC高純度単結晶銅線の4芯ケーブルでプラグは4.4mmのバランス仕様が採用されています。シングルエンド(3.5mm)には付属の変換ケーブルで対応できます。
またハイグレードモデルらしい高品質なレザーケースが付属し、ケースは収納して自立できる足つきタイプです。以前レビューした「Phoenix」に付属するケースと同様の構成ですが、より高級感のある仕上がりとなっていますね。
■ サウンドインプレッション
「SIVGA SV023」の音質傾向はSIVGAらしいニュートラルなリスニングサウンドで、バランスとしてはフラット方向でモニター的な傾向もあります。ただし音作りは神経質なリスニングより多少リラックスした印象もあります。ベリリウムコートらしいキレの良さと解像感を持ちつつ、深みのある低域と広い音場感を持っており、リスニング的な聴き心地にも配慮されている印象があります。高域は伸びがよく適度なアクセントがあり明瞭で、中音域は癖の無いフラットな印象ながらボーカル域はやや前面に定位し、中低域付近に厚みがあり奥行きを実感させます。セミオープン型の構造のため音場は広く抜けも良好です。
「SIVGA SV023」はインピーダンス300Ω、感度105dBと同社の従来機種と比べるとかなり高めに設定されています。同社の製品はエントリーの「SV021」からハイグレードの「P-II」なども含めスマートフォンでの利用も考慮した32Ω仕様であるのに対し、「SIVGA SV023」はある程度再生環境にもこだわれるマニアなどのユーザーを対象にしていることが伺えます。まあ「Sennheiser HD650」などHD600系の多くのモデルも300Ω、103dBと非常に近く、それ以外の有名ブランドでも5~6万円台のヘッドホンには250~300Ωの高インピーダンス仕様の製品も多いことから、「SIVGA SV023」がこの辺のスペックに寄せた、という見方も出来るかも知れませんね。なお「SIVGA SV023」は300Ω仕様ながら音量は比較的取りやすく、小型DAPなどでもある程度は利用可能です。ただより深みと情報量の多いサウンドを楽しむためには相応のアンプなどを用意する方が良いでしょう。
「SIVGA SV023」は450ドル、6万円程度の価格設定に相応しく、もともと質の高い印象のSIVGAの製品の中でも優れており、ほとんど欠点を感じない完成度の高さを感じます。おそらくこのクラスになると「良し悪し」というより「好みの音かどうか」という要素のほうが選択の上では重要になるかも知れません。あえて誤解を恐れずに言うなら、そのサウンドは「上質な中庸さ」といった印象です。このアプローチは欧米の有名ブランドと価格的に比較されることを考慮すれば個人的には正解だと思います。ウッドハウジングの落ち着いた外観の通りサウンドは派手さは無いもののフラットなサウンドバランスを維持しつつ低域は十分なインパクトがあり、中音域はニュートラルながらボーカルが前に出て映えるリスニングチューニングで、高域も完璧ではありませんが十分に心地よい明瞭さがあります。個々の要素で価格に見合うレベルの品質があり、全体として突出した印象は無いものの高い品質を持っています。「見た目買い」をしても多くの人が満足できそうな音質を持ったヘッドホンと言えます。
「SIVGA SV023」の高域は抜けが良く明瞭な印象があります。適度な煌びやかさを持ちつつ、いっぽうで硬質になりすぎず、聴きやすさもあります。高高域の解像感や見通しの良さ、伸びやかさ、という点では若干ボーカル域を中心としたリスニング寄りでトレードオフしている印象もありますが、ベリリウムコートらしいキレの良さもあるため、多くの場合不満に感じることはないでしょう。
中音域はニュートラルなバランスを持ち、モニター的な解像感やリアルな描写を実感しますが、同時にボーカル域にややアクセントがあり、スッキリしつつ心地よいリスニングサウンド方向に仕上げられている印象もあります。同クラスのHD6XX(Dropコラボ版のHD650相当品)と比較すると、ボーカル域の表現力が高くややW字の印象も感じられます。しかし同社の「Phoenix」などと比較しても解像感やキレ感が向上しており、奥行きのある空間描写とセミオープン型による広い音場感で窮屈感は無く非常に心地よいリスニングが可能です。
ただし、分離感や音像表現については上流の印象を受けます。手持ちのDAP(「Shanling M6 Pro」や「Cayin N6ii」)で直挿しして鳴らす場合と、「FiiO K9 PRO LTD」や「Topping DX7 Pro」といった据置きアンプ、あるいはハイパワーのポータブルアンプでしっかり鳴らす場合では1音1音の描写に違いがあり、音像表現や音場感に大きく影響します。このあたりからも32Ω仕様の従来機種との「違い」を大きく実感する要素です。
低域は過度な強調はなくニュートラルなバランスを維持しつつ、非常に深い重低音と解像感のあるミッドベースを実感出来ます。ただし競合製品と比較するとミッドベースを中心にもう少し量感が欲しいという声も多くあるかも知れません。個人的には「AKG K712 Pro」などモニター的なバランスのオープン型をもともと愛用していたこともあり量的にはあまり不満はありませんでした。むしろ締まりが良くタイト感があるミッドベースはスピード感のある曲と相性が良く小気味良い楽しさを感じました。この辺は多少好みが分かれる要素ですが、J-POPやアニソンとは相性が良い低域と言えそうです。
■ まとめ
というわけで、「SIVGA SV023」は同社が独自開発する50mmドライバーのなかでもベリリウムコートを採用したことにより、よりキレの良さと解像感を手に入れており、ウッドベースの落ち着いたサウンドの中にスッキリ感がプラスされ、明瞭さと小気味よさを加えた、より心地よい印象のヘッドホンに進化していました。個人的には同社の製品のなかではやはり最も気に入った製品です。
tおはいえスッキリしたサウンドのため、低域の厚みや広がり、という点でウィークポイントに感じる場合もあり、特に臨場感を楽しみたい、重厚で迫力のあるサウンドを好まれる方にはあまりあわないかも知れません。とはいえそれらの方向性は他の製品でも比較的容易に見つけることができますが、「SIVGA SV023」のように明るく解像感あるサウンドを心地よく楽しめるリスニングヘッドホンは底まで多くはないかもしれません。前述の通り、全体として見た目や価格に見合う音質は確保されているとおもいますので、ある程度しっかり鳴らせる再生環境を持っているマニアであれば興味があれば挑戦してみるのも良いと思いますよ(^^)。
「Sivga Audio」は2016年に中国で設立されたSivga Electronic Technology社のオーディオブランドで、主にハイエンドヘッドホンの市場で製品を展開しています。
「SIVGA SV023」はウォールナット製のハンドメイドによるウッドイヤーハウジングにアルミニウム合金製のグリルが中央に配置されたセミオープンバックアーキテクチャを採用したプレミアムグレードのヘッドホンです。ドライバーには50mmサイズの大口径「ベリリウムコートLCP(液晶ポリマー)振動板ダイナミックドライバー」を搭載し優れたパフォーマンスを発揮。プロフェッショナルチューニングによりパワフルなローエンド、正確なミッドレンジ、自然で生き生きとした高音域の応答とともに、広々としたサウンドステージを生み出します。
「SIVGA SV023」は50mmの大口径「ベリリウムコートLCP(液晶ポリマー)振動板ダイナミックドライバー」を搭載し、ドライバーは航空グレードのアルミニウム合金製のハウジングに収納されています。振動板は外周部(エッジ)にはLCP(液晶ポリマー)、中央部(ドーム)にはベリリウムコートを施した構成となっています。また磁気回路には高性能なNdFeb素材を使用しています。高性能ドライバーにより広い音場、良好なダイナミックレンジ、高い分離性を実現します。
また「SIVGA SV023」は318gの軽量設計でヘッドバンド部は伸縮性のあるステンレス鋼でできており、圧力をかけずに適切なクランプ力を提供し、柔らかく快適な上質な山羊皮革のカチューシャが備えられています。そしてハウジング部は高級ウォールナット材を使用。精密CNC加工のうえハンドメイドにより仕上げられ高級感があります。イヤーパッドは高タンパク質素材と形状記憶素材で作られており、イヤーカバーは肌に優しいベルベット材が採用されています。頭部の形状に合わせて設計されており、優れた装着性を実現しています。
「SIVGA SV023」はインピーダンス300Ω(±15%)、感度105dB/mw(±3dB)と、上位モデルらしい高インピーダンス仕様となっていますので駆動には相応の再生環境が必要となりますが、ケーブルプラグは標準で4.4mmのバランス仕様で3.5mmへの変換ケーブルが付属します。ケーブルは高純度6N OCC単結晶銅線を採用しています。
「SIVGA SV023」の価格は449.11ドル。現在日本のアマゾンにはまだ出品されていませんがAliExpressのSivga Audio直営店などで購入が可能です。またAliExpressでは4.4mmプラグも選択可能です。
アマゾンでは60,000円~で販売されています(公式ストアは現在完売となっています)。
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして SIVGA より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
今回の「SIVGA SV023」も「Sivga Audio」よりサンプル提供をいただきました。パッケージはライアンアートが描かれたブラウンのシンプルなデザインです。
ヘッドホン本体はレザー製のハードケースに収納されており、ハイグレードモデル感がありますね。パッケージ内容は、本体、ケーブル、3.5mm変換ケーブル、6.3mm変換プラグ、付属品用ポーチ、レザーケース。
「SIVGA SV023」本体はウォールナットのウッドハウジングをステンレス製のアームとバンドで構成されヘッドバンドはウールレザーを採用しています。ベルベッド地のイヤーパッドはソフトで適度な側圧でしっかりとホールドされます。セミオープンバック構成と言うこともあり通気性は良く、密閉感はほとんど無く蒸れやすい梅雨の季節でも快適な装着感がありますね。
ケーブルコネクタはSIVGAの従来機種同様に2.5mmの両出しでメーカー記載は無いものの「HD700」と互換性がある仕様と思われます。付属ケーブルは6N OCC高純度単結晶銅線の4芯ケーブルでプラグは4.4mmのバランス仕様が採用されています。シングルエンド(3.5mm)には付属の変換ケーブルで対応できます。
またハイグレードモデルらしい高品質なレザーケースが付属し、ケースは収納して自立できる足つきタイプです。以前レビューした「Phoenix」に付属するケースと同様の構成ですが、より高級感のある仕上がりとなっていますね。
■ サウンドインプレッション
「SIVGA SV023」の音質傾向はSIVGAらしいニュートラルなリスニングサウンドで、バランスとしてはフラット方向でモニター的な傾向もあります。ただし音作りは神経質なリスニングより多少リラックスした印象もあります。ベリリウムコートらしいキレの良さと解像感を持ちつつ、深みのある低域と広い音場感を持っており、リスニング的な聴き心地にも配慮されている印象があります。高域は伸びがよく適度なアクセントがあり明瞭で、中音域は癖の無いフラットな印象ながらボーカル域はやや前面に定位し、中低域付近に厚みがあり奥行きを実感させます。セミオープン型の構造のため音場は広く抜けも良好です。
「SIVGA SV023」はインピーダンス300Ω、感度105dBと同社の従来機種と比べるとかなり高めに設定されています。同社の製品はエントリーの「SV021」からハイグレードの「P-II」なども含めスマートフォンでの利用も考慮した32Ω仕様であるのに対し、「SIVGA SV023」はある程度再生環境にもこだわれるマニアなどのユーザーを対象にしていることが伺えます。まあ「Sennheiser HD650」などHD600系の多くのモデルも300Ω、103dBと非常に近く、それ以外の有名ブランドでも5~6万円台のヘッドホンには250~300Ωの高インピーダンス仕様の製品も多いことから、「SIVGA SV023」がこの辺のスペックに寄せた、という見方も出来るかも知れませんね。なお「SIVGA SV023」は300Ω仕様ながら音量は比較的取りやすく、小型DAPなどでもある程度は利用可能です。ただより深みと情報量の多いサウンドを楽しむためには相応のアンプなどを用意する方が良いでしょう。
「SIVGA SV023」は450ドル、6万円程度の価格設定に相応しく、もともと質の高い印象のSIVGAの製品の中でも優れており、ほとんど欠点を感じない完成度の高さを感じます。おそらくこのクラスになると「良し悪し」というより「好みの音かどうか」という要素のほうが選択の上では重要になるかも知れません。あえて誤解を恐れずに言うなら、そのサウンドは「上質な中庸さ」といった印象です。このアプローチは欧米の有名ブランドと価格的に比較されることを考慮すれば個人的には正解だと思います。ウッドハウジングの落ち着いた外観の通りサウンドは派手さは無いもののフラットなサウンドバランスを維持しつつ低域は十分なインパクトがあり、中音域はニュートラルながらボーカルが前に出て映えるリスニングチューニングで、高域も完璧ではありませんが十分に心地よい明瞭さがあります。個々の要素で価格に見合うレベルの品質があり、全体として突出した印象は無いものの高い品質を持っています。「見た目買い」をしても多くの人が満足できそうな音質を持ったヘッドホンと言えます。
「SIVGA SV023」の高域は抜けが良く明瞭な印象があります。適度な煌びやかさを持ちつつ、いっぽうで硬質になりすぎず、聴きやすさもあります。高高域の解像感や見通しの良さ、伸びやかさ、という点では若干ボーカル域を中心としたリスニング寄りでトレードオフしている印象もありますが、ベリリウムコートらしいキレの良さもあるため、多くの場合不満に感じることはないでしょう。
中音域はニュートラルなバランスを持ち、モニター的な解像感やリアルな描写を実感しますが、同時にボーカル域にややアクセントがあり、スッキリしつつ心地よいリスニングサウンド方向に仕上げられている印象もあります。同クラスのHD6XX(Dropコラボ版のHD650相当品)と比較すると、ボーカル域の表現力が高くややW字の印象も感じられます。しかし同社の「Phoenix」などと比較しても解像感やキレ感が向上しており、奥行きのある空間描写とセミオープン型による広い音場感で窮屈感は無く非常に心地よいリスニングが可能です。
ただし、分離感や音像表現については上流の印象を受けます。手持ちのDAP(「Shanling M6 Pro」や「Cayin N6ii」)で直挿しして鳴らす場合と、「FiiO K9 PRO LTD」や「Topping DX7 Pro」といった据置きアンプ、あるいはハイパワーのポータブルアンプでしっかり鳴らす場合では1音1音の描写に違いがあり、音像表現や音場感に大きく影響します。このあたりからも32Ω仕様の従来機種との「違い」を大きく実感する要素です。
低域は過度な強調はなくニュートラルなバランスを維持しつつ、非常に深い重低音と解像感のあるミッドベースを実感出来ます。ただし競合製品と比較するとミッドベースを中心にもう少し量感が欲しいという声も多くあるかも知れません。個人的には「AKG K712 Pro」などモニター的なバランスのオープン型をもともと愛用していたこともあり量的にはあまり不満はありませんでした。むしろ締まりが良くタイト感があるミッドベースはスピード感のある曲と相性が良く小気味良い楽しさを感じました。この辺は多少好みが分かれる要素ですが、J-POPやアニソンとは相性が良い低域と言えそうです。
■ まとめ
というわけで、「SIVGA SV023」は同社が独自開発する50mmドライバーのなかでもベリリウムコートを採用したことにより、よりキレの良さと解像感を手に入れており、ウッドベースの落ち着いたサウンドの中にスッキリ感がプラスされ、明瞭さと小気味よさを加えた、より心地よい印象のヘッドホンに進化していました。個人的には同社の製品のなかではやはり最も気に入った製品です。
tおはいえスッキリしたサウンドのため、低域の厚みや広がり、という点でウィークポイントに感じる場合もあり、特に臨場感を楽しみたい、重厚で迫力のあるサウンドを好まれる方にはあまりあわないかも知れません。とはいえそれらの方向性は他の製品でも比較的容易に見つけることができますが、「SIVGA SV023」のように明るく解像感あるサウンドを心地よく楽しめるリスニングヘッドホンは底まで多くはないかもしれません。前述の通り、全体として見た目や価格に見合う音質は確保されているとおもいますので、ある程度しっかり鳴らせる再生環境を持っているマニアであれば興味があれば挑戦してみるのも良いと思いますよ(^^)。
私が悪いのですがケーブルを断線してしまってオリジナルを購入しようと思ったのですが意外と値段が高くて別のケーブルに付け替えたのですが、やはりオリジナルの時と違って解像度が少しなくなったようになってしまい残念に思っています。(こんなに違うのかと別の楽しみもありますが)
それでもこのヘッドホンの上質な音の魅力に取り憑かれていますが(笑)