
こんにちは。今回は 「NICEHCK X39」です。チタンコート振動板を採用した 6mmサイズのダイナミックドライバーを搭載するコンパクトな低価格イヤホンです。本体カラーに合わせて異なるタイプのケーブルが採用されるなど興味深い特徴と、音質面では低価格ながらしっかりまとめられているHCKらしい仕上がりの良さが印象的です。
■ 製品の概要について
中国の老舗イヤホンセラー「HCK Earphones」のコンパクトなカナル型イヤホンです。このタイプの製品ではシングルBA仕様の「NICEHCK X49」が販売されていますが、今回の「NICEHCK X39」は6mmサイズのダイナミックドライバーをシングルで搭載する仕様。


ドライバーには6mmのチタンコート振動板ダイナミックドライバーを採用。本体はアルミニウム合金製で、カラーバリエーションは「シルバー」と「ブラック」の2色が選択できます。


使用ケーブルはカラーによって異なり、「シルバー」は銀メッキ線ケーブル、「ブラック」はOFC高純度無酸素銅線ケーブルを採用しています。またどちらのカラーもマイク付きモデルも用意されています。


「NICEHCK X39」の購入はAliExpress「NiceHCK Audio Store」またはアマゾン「NICEHCK」にて。
価格は13.99ドル~、アマゾンでは2,650円~です。
AliExpress(NiceHCK Audio Store): NICEHCK X39
Amazon.co.jp(NICEHCK): NICEHCK X39
■ パッケージ構成、サウンドインプレッション
今回銀メッキ線を採用した「シルバー」とOFC線ケーブルの「ブラック」の両方のモデルが届きました。最近HCKの低価格モデルはキャラ絵パターンが定着しましたね。パッケージと同じデザインのカードも同梱されています。またAliExpressで購入時のオマケでアクリルキーホルダーも同梱されていました(現在も付属しているかは不明です)。


パッケージ内容は本体、イヤーピース、ケーブルバンド、説明書ほか。


本体は6mmドライバーに合わせた非常にコンパクトなデザイン。Final E500やE1000あたりをイメージさせるデザインですね。本体とケーブルの接続部分に小さくR/Lのプリントがありますが、さらに「NICEHCK X39」ではL側にシリコン製の小さいリングが付いており簡単に区別できるようになっています。


アルミ合金製の非常に軽量かつコンパクトなデザインのため耳にすっぽり収まり装着性は良いですね。ケーブルはやや弾力のある被膜ですがそり返しはあまり無く、取り回しは良い印象です。タッチノイズもほぼありません。左右の分岐部分以降も耳から垂らすストレート型の装着方法のほか、耳掛け式での装着方法でも対応可能な長さを確保されています。
イヤーピースはS/M/Lサイズのほかダブルフランジタイプも同梱されます。ただ個人的にはもう少しフィット感が良い「Final Eタイプ」や密着性の高い「SpinFit CP100+」「TRN T-Eartips」などに交換する方がオススメ。本体が低価格のため、イヤーピースの価格が気になる場合はソニーの「ハイブリッドイヤーピース」などでも良いと思いますよ。


「NICEHCK X39」の音質傾向は、中低域寄りですが比較的ニュートラルな印象のサウンド。インピーダンス16Ω、感度105dBという仕様ですが、コンパクトな6mmドライバーのみで鳴らすタイプのイヤホンと言うことで実は相当に駆動力が必要ということで知られる「Final E3000」のように、ハイゲインでガツンと鳴らす方が好印象ですね。またエージングは100時間以上行う方が安定するようです。また付属のイヤーピースでは装着位置やフィット感の問題もあり、ややラジカセっぽい籠もり気味の音に感じる場合も多いかもしれません。前述の「Final Eタイプ」や「ハイブリッドイヤーピース」などで小さめのイヤーピースを選択し耳奥までしっかりと挿入するか、「CP100+」や「T-Eartips」など粘着性の高いタイプでしっかりフィットさせることで印象はかなり変化します。


銀メッキ線の「シルバー」とOFC線の「ブラック」での印象の違いはそこまで大きくはありませんが、やはり「シルバー」のほうが高域は明瞭で、「ブラック」は低域に豊かさを感じやすくなります。とはいえ、高域はどちらのカラーでも綺麗に伸び刺激を抑えつつ適度な明るさがあります。中高域および高域の伸び感は再生環境でも結構変化するため、ある程度駆動力のあるアンプやプレーヤーのハイゲインのモードで聴いてみることがお勧めです。
中音域は自然な距離感を感じるもののボーカル域に凹んだ印象は少なく聴きやすい印象。描写は鮮明で音像はたとえば「E1000」あたりと比較しても鮮明でハッキリとしています。音場は広がりは一般的ですが前後の奥行きは結構有りボーカルと演奏の分離も良好です。比較的定位も正確でゲーミングや動画視聴でも十分に実用的な印象です。
低域はミッドベースを中心にアクセントがあり、アタックもスピード感と力強さがあります。重低音はサイズ的に深い響きがあり重量感もあります。小口径ドライバーを搭載するイヤホンとしては善戦しているでしょう。ただし低域についてはイヤーピースや装着位置でかなり印象が変わるため、重低音が抜けたように感じる場合は別のイヤーピースに交換するなどの選択を考慮した方が良いでしょう。
■ まとめ
というわけで、15ドル以下、2千円台とエントリークラスの価格帯の「NICEHCK X39」ですが音質面では「Final E1000」あたりと比較しても格段に高い解像感と表現力がありより質の良いサウンドを楽しめるイヤホンに仕上がっていました。またOFC線のブラックの銀メッキ線のシルバーもケーブルの質感および音質が向上しておりこの辺もアドバンテージといえるでしょう。惜しむらくはイヤーピースで「Final Eタイプ」が付属する「E1000」と比べて付属品では実力不足な印象がありますね。それでも別途「ハイブリッドイヤーピース」や「T-Eartips」などを用意すれば、気軽に使える低価格イヤホンとして良い選択肢にはなると思いますよ。
中国の老舗イヤホンセラー「HCK Earphones」のコンパクトなカナル型イヤホンです。このタイプの製品ではシングルBA仕様の「NICEHCK X49」が販売されていますが、今回の「NICEHCK X39」は6mmサイズのダイナミックドライバーをシングルで搭載する仕様。


ドライバーには6mmのチタンコート振動板ダイナミックドライバーを採用。本体はアルミニウム合金製で、カラーバリエーションは「シルバー」と「ブラック」の2色が選択できます。


使用ケーブルはカラーによって異なり、「シルバー」は銀メッキ線ケーブル、「ブラック」はOFC高純度無酸素銅線ケーブルを採用しています。またどちらのカラーもマイク付きモデルも用意されています。


「NICEHCK X39」の購入はAliExpress「NiceHCK Audio Store」またはアマゾン「NICEHCK」にて。
価格は13.99ドル~、アマゾンでは2,650円~です。
AliExpress(NiceHCK Audio Store): NICEHCK X39
Amazon.co.jp(NICEHCK): NICEHCK X39
■ パッケージ構成、サウンドインプレッション
今回銀メッキ線を採用した「シルバー」とOFC線ケーブルの「ブラック」の両方のモデルが届きました。最近HCKの低価格モデルはキャラ絵パターンが定着しましたね。パッケージと同じデザインのカードも同梱されています。またAliExpressで購入時のオマケでアクリルキーホルダーも同梱されていました(現在も付属しているかは不明です)。


パッケージ内容は本体、イヤーピース、ケーブルバンド、説明書ほか。


本体は6mmドライバーに合わせた非常にコンパクトなデザイン。Final E500やE1000あたりをイメージさせるデザインですね。本体とケーブルの接続部分に小さくR/Lのプリントがありますが、さらに「NICEHCK X39」ではL側にシリコン製の小さいリングが付いており簡単に区別できるようになっています。


アルミ合金製の非常に軽量かつコンパクトなデザインのため耳にすっぽり収まり装着性は良いですね。ケーブルはやや弾力のある被膜ですがそり返しはあまり無く、取り回しは良い印象です。タッチノイズもほぼありません。左右の分岐部分以降も耳から垂らすストレート型の装着方法のほか、耳掛け式での装着方法でも対応可能な長さを確保されています。
イヤーピースはS/M/Lサイズのほかダブルフランジタイプも同梱されます。ただ個人的にはもう少しフィット感が良い「Final Eタイプ」や密着性の高い「SpinFit CP100+」「TRN T-Eartips」などに交換する方がオススメ。本体が低価格のため、イヤーピースの価格が気になる場合はソニーの「ハイブリッドイヤーピース」などでも良いと思いますよ。


「NICEHCK X39」の音質傾向は、中低域寄りですが比較的ニュートラルな印象のサウンド。インピーダンス16Ω、感度105dBという仕様ですが、コンパクトな6mmドライバーのみで鳴らすタイプのイヤホンと言うことで実は相当に駆動力が必要ということで知られる「Final E3000」のように、ハイゲインでガツンと鳴らす方が好印象ですね。またエージングは100時間以上行う方が安定するようです。また付属のイヤーピースでは装着位置やフィット感の問題もあり、ややラジカセっぽい籠もり気味の音に感じる場合も多いかもしれません。前述の「Final Eタイプ」や「ハイブリッドイヤーピース」などで小さめのイヤーピースを選択し耳奥までしっかりと挿入するか、「CP100+」や「T-Eartips」など粘着性の高いタイプでしっかりフィットさせることで印象はかなり変化します。


銀メッキ線の「シルバー」とOFC線の「ブラック」での印象の違いはそこまで大きくはありませんが、やはり「シルバー」のほうが高域は明瞭で、「ブラック」は低域に豊かさを感じやすくなります。とはいえ、高域はどちらのカラーでも綺麗に伸び刺激を抑えつつ適度な明るさがあります。中高域および高域の伸び感は再生環境でも結構変化するため、ある程度駆動力のあるアンプやプレーヤーのハイゲインのモードで聴いてみることがお勧めです。
中音域は自然な距離感を感じるもののボーカル域に凹んだ印象は少なく聴きやすい印象。描写は鮮明で音像はたとえば「E1000」あたりと比較しても鮮明でハッキリとしています。音場は広がりは一般的ですが前後の奥行きは結構有りボーカルと演奏の分離も良好です。比較的定位も正確でゲーミングや動画視聴でも十分に実用的な印象です。
低域はミッドベースを中心にアクセントがあり、アタックもスピード感と力強さがあります。重低音はサイズ的に深い響きがあり重量感もあります。小口径ドライバーを搭載するイヤホンとしては善戦しているでしょう。ただし低域についてはイヤーピースや装着位置でかなり印象が変わるため、重低音が抜けたように感じる場合は別のイヤーピースに交換するなどの選択を考慮した方が良いでしょう。
■ まとめ
というわけで、15ドル以下、2千円台とエントリークラスの価格帯の「NICEHCK X39」ですが音質面では「Final E1000」あたりと比較しても格段に高い解像感と表現力がありより質の良いサウンドを楽しめるイヤホンに仕上がっていました。またOFC線のブラックの銀メッキ線のシルバーもケーブルの質感および音質が向上しておりこの辺もアドバンテージといえるでしょう。惜しむらくはイヤーピースで「Final Eタイプ」が付属する「E1000」と比べて付属品では実力不足な印象がありますね。それでも別途「ハイブリッドイヤーピース」や「T-Eartips」などを用意すれば、気軽に使える低価格イヤホンとして良い選択肢にはなると思いますよ。








