
こんにちは。今回は「SIVGA SO1」オープンイヤー型ワイヤレスイヤホンです。 耳穴を塞がないタイプの製品で、数々の高音質なヘッドホン製品を手がけるSIVGAがサウンドチューンイングを行うことで高音質を実現。さまざまなスポーツ中での利用などで音楽も一緒に楽しみたい方に最適です。
■ 製品の概要について


「SIVGA SO1」は特にスポーツでの利用を想定しており、フィットネス、ランニング、自転車、トレッキングなど様々なシーンで快適に利用できるよう、ソフトでフィット感のある装着性、耐久性のある樹脂素材、実用的な防水性能、長時間の駆動時間、誤動作を抑制するボタン式の操作など数多くの配慮が機能に反映されています。


「SIVGA SO1」は最新のBluetooth 5.3に対応し、安定した接続性を実現。ハイグレードヘッドホンメーカーとして培った技術を反映した16mmダイナミックドライバーはオープンイヤー型ながら自然な質の高いサウンドを実現します。また本体は9時間の長時間稼働に対応。ケースは600mAhの大容量バッテリーを搭載し、ワイヤレス充電にも対応します。


そのほか、イヤーフック部分は60°回転し耳に合わせた装着性を実現し、ボタンはセンサー式ではなくボタン式を採用することで、スポーツ中の誤操作を抑制できます。またIPX5に準拠した防水性能により汗などで濡れても安心して利用できます。カラーバリエーションは「ホワイト」と「ブラック」の2色が選択可能です。
「SIVGA SO1」の購入はアマゾンのSVGA直営店にて。価格は10,000円です。

パッケージ内容は充電ケース及びイヤホン本体、専用充電ケーブル、説明書となります。


耳掛けのフックで固定するタイプのオープンイヤー型ということもありケースは少し大きめです。とはいえケース込み92gと持ち歩きにも問題ない軽量設計ですね。ケースを開けるとバッテリー容量がインジケーターで表示されます。


本体は肌触りの良い樹脂製。オープンイヤー型ということでイヤーフックで固定し、耳穴付近の開口部からサウンドが出力される仕様ですね。オレンジの円形部が操作ボタンでタッチセンターでは無く機械式のボタンになっています。
また耳掛け部分の回転式のギミックにより耳の大きさにかかわらずしっかりとホールドすることが出来ます。またこの部分が回転することで逆にきつくなりすぎないように装着出来る、というメリットもありますね。装着しても耳を塞がないため、その音は普通に聴くことが出来ます。


開封時は本体の充電用の接触部が絶縁のビニールが貼られているため、はがした上でケースにセットし、改めて取り出すことで電源のON/OFFになります。ただ初回自動でペアリングモードならない場合もあるため、左右のボタンを長押ししてペアリングモードにする必要があります。以降は一般的なTWS同様にケースの出し入れでON/OFFを切り替えることが出来ます。
ボタン操作は1回押しで音量のUP/DOWN、2回押しで再生/停止のタイプです。スポーツなどでの多少激しい動きをしている場合での利用も想定しているため、ボタン式でかつしっかり押す必要がある仕様のようです。
なお、本体をケースに収納時にはケースのインジケーターに左右それぞれの本体バッテリー量がグラフ表示されます。耳掛け部分を回転させていてうまくケースの充電部分に接触できていない場合はこの本体のバッテリー量が表示されないため、正しく収納できているかどうかの確認にもなりますね。


また「SIVGA SO1」は「AAC」コーデックに対応しています。実際にペアリングして確認したところ、AACおよびSBCのコーデックに対応していることが分かりました。iPhoneおよびAndroidなどで一般的なTWS製品同様に安定した音質で利用できます。なお、一部のWindows PCなどAACに対応しないデバイスの場合はSBCコーデックになるために、スマートフォンとペアリングした場合と音の印象が多少変わる場合もあると思います。
■ サウンドインプレッション
「SIVGA SO1」の音質傾向はニュートラルで癖の無い音を鳴らします。実際のバランスとしてはおそらく中低域寄りの弱ドンシャリですが、オープンイヤー型のため重低音などは多少抜けた印象となり、全体としてはかなりフラット方向のサウンドに感じられます。それでもボーカル域を中心に籠もること無く自然なサウンドで楽しめ、オープンイヤー型としてはかなり質の高いサウンドを楽しめる印象です。またスピーカー部は指向性が高く、装着時の音漏れなどはほとんど感じられません。ある程度静かな場所でも十分に実用的な印象です。
「SIVGA SO1」の高域は曲によっては後方で聞こえるものの、籠もること無く綺麗な音を鳴らします。外音が聞こえる状態でハイハットなどの細かい音もちゃんと聴き取れる印象です。ただ原音忠実という印象で無く、リスニング向けに環境音での音抜けを想定したチューニングが施されているようですね。
中音域は比較的ハッキリした音像で聴き取りやすいサウンド。バランスとしてはニュートラルですが、環境音による解像感の低下を補完するため、ちょっと線を太くしたような音作りです。女性ボーカルやピアノの高音などの中高域にアクセントがあることで明瞭感を高めている印象もあります。
オープン型のため全体として定位は離れていますが、そのなかでもボーカル域がやや強調されます。そのため音場広さは多少トレードオフされている印象です。
低域はミッドベースを中心に適度な存在感があり、かつ中高域をマスクしないようにある程度締まりのある直線的な印象でまとめており、中高域を心地よく下支えします。重低音は80Hz~100Hzあたりの可聴域で最も存在を感じられる部分はしっかり表現されているものの、それ以下は環境音に埋もれていきます。この辺はオープンイヤー型として多少割り切っている印象です。
■ まとめ
というわけで、「SIVGA SO1」はオープンイヤー型としては比較的低価格の1万円の価格設定で、ハイグレードのヘッドホンメーカーらしい音作りにこだわった設計が確認でき、実用性も含め「用途を理解して使用すれば」かなり良い製品だと感じました。このタイプのイヤホンはある程度はニーズが限られるかとは思いますが、興味のある方は一度試して見るのも良いと思いますよ(^^)。
「Sivga Audio」は2016年に中国で設立されたSivga Electronic Technology社のオーディオブランドで、主にハイエンドヘッドホンの市場で製品を展開しています。私のブログでもこれまでさまざまな同社製品を紹介してきました。
今回の「SIVGA SO1」は同社としてはめずらしいワイヤレス分野の製品で、TWS(完全ワイヤレス)イヤホンのなかでも耳穴を塞がない「オープンイヤー型」のイヤースピーカー製品となります。耳を塞がないため、外音も聴き取れる状態を維持しており、何かをしながらの利用に最適な製品ですね。


「SIVGA SO1」は特にスポーツでの利用を想定しており、フィットネス、ランニング、自転車、トレッキングなど様々なシーンで快適に利用できるよう、ソフトでフィット感のある装着性、耐久性のある樹脂素材、実用的な防水性能、長時間の駆動時間、誤動作を抑制するボタン式の操作など数多くの配慮が機能に反映されています。


「SIVGA SO1」は最新のBluetooth 5.3に対応し、安定した接続性を実現。ハイグレードヘッドホンメーカーとして培った技術を反映した16mmダイナミックドライバーはオープンイヤー型ながら自然な質の高いサウンドを実現します。また本体は9時間の長時間稼働に対応。ケースは600mAhの大容量バッテリーを搭載し、ワイヤレス充電にも対応します。


そのほか、イヤーフック部分は60°回転し耳に合わせた装着性を実現し、ボタンはセンサー式ではなくボタン式を採用することで、スポーツ中の誤操作を抑制できます。またIPX5に準拠した防水性能により汗などで濡れても安心して利用できます。カラーバリエーションは「ホワイト」と「ブラック」の2色が選択可能です。
方式 | 空気伝導式 オープンイヤー型 |
---|---|
ドライバー | 16.2mm ダイナミックドライバー |
Bluetooth | V5.3 |
コーデック | SBC / (AAC) ※AACは仕様には未記載 |
Impedance | 18Ω |
感度 | 117dB |
再生時間 | 約9時間(本体) |
バッテリ | 60mAh / 600mAh(ケース) |
充電 | ワイヤレス充電対応 |
防水規格 | IPX5 |
サイズ | 92g 13.21×11.99×4.7 cm |
Amazon.co.jp(SIVGA): SIVGA SO1
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
パッケージは表面は白地に製品画像を掲載したシンプルなデザイン。今回は「ホワイト」カラーを選択しました。
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして SIVGA より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
パッケージは表面は白地に製品画像を掲載したシンプルなデザイン。今回は「ホワイト」カラーを選択しました。


パッケージ内容は充電ケース及びイヤホン本体、専用充電ケーブル、説明書となります。


耳掛けのフックで固定するタイプのオープンイヤー型ということもありケースは少し大きめです。とはいえケース込み92gと持ち歩きにも問題ない軽量設計ですね。ケースを開けるとバッテリー容量がインジケーターで表示されます。


本体は肌触りの良い樹脂製。オープンイヤー型ということでイヤーフックで固定し、耳穴付近の開口部からサウンドが出力される仕様ですね。オレンジの円形部が操作ボタンでタッチセンターでは無く機械式のボタンになっています。
また耳掛け部分の回転式のギミックにより耳の大きさにかかわらずしっかりとホールドすることが出来ます。またこの部分が回転することで逆にきつくなりすぎないように装着出来る、というメリットもありますね。装着しても耳を塞がないため、その音は普通に聴くことが出来ます。


開封時は本体の充電用の接触部が絶縁のビニールが貼られているため、はがした上でケースにセットし、改めて取り出すことで電源のON/OFFになります。ただ初回自動でペアリングモードならない場合もあるため、左右のボタンを長押ししてペアリングモードにする必要があります。以降は一般的なTWS同様にケースの出し入れでON/OFFを切り替えることが出来ます。
ボタン操作は1回押しで音量のUP/DOWN、2回押しで再生/停止のタイプです。スポーツなどでの多少激しい動きをしている場合での利用も想定しているため、ボタン式でかつしっかり押す必要がある仕様のようです。
再生/停止 | 2回押す(左右どちらか) |
---|---|
曲送り | 右側 2秒押す |
曲戻し | 左側 2秒押す |
音量UP | 右側 1回押す |
音量DOWN | 左側 1回押す |
音声 アシスタント | 3回押す(左右どちらか) |
受話/終話 | 着信時1回押す(左右どちらか) |
着信拒否 | 着信時2秒押す |
通話切替 | 通話中2秒押す ※2回押しで保留 |
電源ON | 自動:充電ケースから取り出す 手動:3秒押し |
電源OFF | 自動:本体をケースに収納 手動:5秒押し |


また「SIVGA SO1」は「AAC」コーデックに対応しています。実際にペアリングして確認したところ、AACおよびSBCのコーデックに対応していることが分かりました。iPhoneおよびAndroidなどで一般的なTWS製品同様に安定した音質で利用できます。なお、一部のWindows PCなどAACに対応しないデバイスの場合はSBCコーデックになるために、スマートフォンとペアリングした場合と音の印象が多少変わる場合もあると思います。
■ サウンドインプレッション

「SIVGA SO1」の高域は曲によっては後方で聞こえるものの、籠もること無く綺麗な音を鳴らします。外音が聞こえる状態でハイハットなどの細かい音もちゃんと聴き取れる印象です。ただ原音忠実という印象で無く、リスニング向けに環境音での音抜けを想定したチューニングが施されているようですね。
中音域は比較的ハッキリした音像で聴き取りやすいサウンド。バランスとしてはニュートラルですが、環境音による解像感の低下を補完するため、ちょっと線を太くしたような音作りです。女性ボーカルやピアノの高音などの中高域にアクセントがあることで明瞭感を高めている印象もあります。

低域はミッドベースを中心に適度な存在感があり、かつ中高域をマスクしないようにある程度締まりのある直線的な印象でまとめており、中高域を心地よく下支えします。重低音は80Hz~100Hzあたりの可聴域で最も存在を感じられる部分はしっかり表現されているものの、それ以下は環境音に埋もれていきます。この辺はオープンイヤー型として多少割り切っている印象です。
■ まとめ
というわけで、「SIVGA SO1」はオープンイヤー型としては比較的低価格の1万円の価格設定で、ハイグレードのヘッドホンメーカーらしい音作りにこだわった設計が確認でき、実用性も含め「用途を理解して使用すれば」かなり良い製品だと感じました。このタイプのイヤホンはある程度はニーズが限られるかとは思いますが、興味のある方は一度試して見るのも良いと思いますよ(^^)。