こんにちは。今回は 「EDIFIER WH700NB」です。音質面でも定評のあるEDIFIERブランドから低価格ながらアクティブノイズキャンセリング(ANC)に対応し、最長68時間の長時間再生が可能なワイヤレスヘッドホンが登場しました。聴きやすく癖の無いサウンドで使いやすく、音楽再生はもちろん、低遅延のゲームモードを利用してゲーム機での利用や動画試聴などさまざまな用途で活用できる製品です。
■ 製品概要と購入方法について
「EDIFIER」は中国発の大手オーディオブランドで、ブックシェルフタイプのスピーカー製品で幅広く認知され、現在はワイヤレスオーディオ分野での様々な製品で幅広い実績と人気を集めるグローバルなメーカーとして有名です。日本市場においてもスピーカー製品はもちろん、高性能・高音質なワイヤレスイヤホンおよびヘッドホンなどの製品を相次いでリリースしており高い評価を獲得しています。
今回の「EDIFIER W700NB」は低価格帯のモデルながら最新のBluetooth5.3に対応。最長68時間の長時間再生に加えアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能にも対応。上位モデル並の40mmサイズの大口径ドライバーを搭載しつつ約271gの軽量設計で折りたたみの収納も可能など、優れた実用性を持っています。
大口径の40mmサイズのダイナミックドライバーを搭載するオーバーイヤー型のヘッドホンで、最長68時間の再生が可能です。また「EDIFIER W700NB」は低価格モデルながら外音を打ち消し合う位相を発生して、街中・電車内・飛行機などの周囲の雑音やノイズを効果的に削減するアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載。ノイズが低減されることでよりクリアなサウンドを実感でき、ボリュームを大きくしなくても聴き取りやすくなります。
「EDIFIER W700NB」は肌に優しく柔らかな素材を採用したイヤーパッドで長時間の着用でも快適に利用可能。本体は折りたたみ式でコンパクトに収納することもできます。カラーバリエーションはブラックとホワイトが選択可能。またアマゾンと楽天の公式ストアではネイビーおよびグレーも選択可能です。
そして「EDIFIER WH700NB」も同社の最新TWS(完全ワイヤレス)イヤホン同様に「EDIFIER Connect」アプリに対応。好みにあわせたサウンドモードの選択やANCモードの変更、80msのゲームモードのON/OFFなどもアプリで手軽におこなうことが可能です。
Bluetooth | V5.3 |
---|---|
ドライバー | 40mm ダイナミックドライバー |
コーデック | SBC |
ANC | ANC機能搭載 ANC→外音取込み→OFF |
ENC | 通話ノイズキャンセリング |
再生時間 | 68時間 (ANC使用時45時間) |
低遅延 モード | 80ms 超低遅延 ゲームモード対応 |
アプリ | EDIFIER Connect 対応 |
機能 | マルチポイント接続対応 折りたたみ可能 |
重量 | 271g |
EDIFIER JAPAN公式サイト(edifier.jp): EDIFIER WH700NB
※2023年12月1日までクーポンコード「WH700NB」を入力すると20% OFFになります。
※また公式サイトでは期間注BlackFriday特設ページ「https://bit.ly/3QRnGqX」が開かれています。
Amazon.co.jp(EDIFIER JAPAN): EDIFIER WH700NB ※特別価格5,590円で販売中。
楽天市場(Edifier公式楽天市場店): EDIFIER WH700NB ※クーポン利用で5,590円で購入可能。
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして EDIFIER JAPAN より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
今回は「ホワイト」カラーの「EDIFIER WH700NB」が届きました。ややクリーム色の製品カラーですね。白を基調としたシンプルなパッケージです。
パッケージ内容は本体、充電ケーブル、説明書など、と非常にシンプル。説明書は日本語で分かりやすい内容となっています。
本体は樹脂製のシンプルな形状で、プラスチック感はありますがエッジの取り方が良いデザインで、6千円程度と低価格ながら洗練された印象も感じられます。重量は271gと以前レビューした「W820NB PLUS」より若干重量がありますがそれでも十分に軽量です。側圧は適度な強さで、低反発クッション素材を採用したイヤーパッドによりフィット感はソフトで耳をしっかり覆い、長時間のリスニングでも痛くならない配慮があります。装着感はヘッドホンにおいて非常に重要な要素ですが、心地よいフィット感を持ちつつ屋外の利用でもしっかりホールドしてくれる点は「EDIFIER」製品の経験値の高さを感じます。
本体の右側下部には電源/実行ボと音量ボタン、マルチファンクション(M)ボタンと充電用USB Type-Cポートが配置されます。細かい操作はアプリで行いますが、電源のON/OFF、音量、およびANCモードなどの変更はこれらのボタン操作でも対応出来ます。アプリが使用できない専用プレーヤーやPC/Macなどでペアリングした場合もボタンで一通りの操作が可能です。ANC機能はマルチファンクションボタンで「ANC ON → ANC OFF → アンビエントサウンド」の順で切り替わるようになります。同じくゲームモードは2回押しでON/OFFが切り替わります。
■ 接続コーデックおよび専用アプリについて
「EDIFIER WH700NB」はBluetooth 5.3対応および同社の技術力により最も基本的なSBCコーデックでの接続でも安定したサウンドを実現します。実際に屋外で接続してみましたが、イヤホンに比べてサイズが大きくアンテナ部分に余裕のあることもあり接続性は想像以上に良好です。EDIFIERは従来のヘッドホンやイヤホン製品でもコーデックに依存せず安定した接続性と優れたサウンドを実現しており、その技術力の高さを実感します。
「EDIFIER CONNECT」アプリは、ANCモードの変更、EQ設定およびゲームモードの設定、本体の各種設定などに対応します。またアプリがインストールされていればステータスバーでの設定変更もできます。
サウンドモードについては「サウンドエフェクト」で「標準(クラシック)」のほか、「ポップ」「クラシック」「ロック」の各EQプリセットに対応します。いちばん左側の「クラシック」は「標準」モードで、右側の「クラシック」はクラシックなどアコースティックなサウンドに最適なモード。アプリの翻訳時にこのようになってしまったみたいですね(^^;)。
また「EDIFIER WH700NB」ではANCモードおよびゲームモード/音楽モードの切替が本体側でできるなど主要な機能はアプリなしでも利用できるため、アプリを使用できないパソコンやゲーム機などでの利用でも困ることはなさそうですね。またそもそもスマートフォン以外の環境ではコーデックはSBCのみ場合が多いため、SBC接続で低遅延のゲームモードが使用できること自体が結構重要な機能と言えます。
■ サウンドインプレッション
「EDIFIER WH700NB」の音質傾向はやや暖色傾向ながら癖の無いニュートラル傾向でバランスとしては中低域寄りの弱ドンシャリ。EDIFIERらしい聴きやすい印象のサウンドで、様々なジャンルの曲を気軽に聴かせるアプローチのサウンドです。聴きやすいサウンドのため高域はそこまで天井は高くありませんが曇ることは無く適度な明瞭感があります。
中音域は僅かに凹むもののボーカル域は適度に存在感があり、ボーカル域もしっかりと感じられる印象。女性ボーカルなどの中高域付近がやや強調されることで適度に明るく鮮やかさのある印象を受けます。いっぽうで中低域も適度な厚みと広がりがあり、男性ボーカルは適度に温かい印象。解像感は上位モデルには及ばないものの音場は広く演奏も聴き取りやすい印象。
低域はミッドベースを中心に自然な量感で、全体的にあっさりめの低音ながら中高域を気持ちよく下支えする印象。動画視聴などではやや遅延が気になるため「ゲームモード」への変更が推奨ですが適度に臨場感があり楽しさがあります。全体的にまとまりがよく、癖の無いサウンドのため幅広いユーザーが楽しめるサウンドだと思います。
標準のモードではややあっさりした穏やかなバランスのため、低域を効かせたメリハリのあるバランスが好まれる方は「ロック」、ボーカル域をより強調したい場合は「ポップス」、より音場感のあるサウンドを楽しみたい場合は「クラシック」(標準ではないほう)を選ぶと良いでしょう。
■ まとめ
というわけで「EDIFIER WH700NB」は6千円程度の低価格モデルながら上位モデル並の大口径ドライバーを搭載ししたオーバーイヤー型で長時間再生に対応し、さらにANC機能を搭載するなど実用性の高さが魅力的なヘッドホンです。また音質面でもEDIFIERらしい聴きやすく癖の無いサウンドで音楽再生はもちろんゲーム機での利用や動画再生などでも活躍できる製品だと思います。音楽再生の場合はアプリを使用することで自分の好みに合ったサウンドエフェクトが利用できるのも良いですね。これからの季節、屋外はどんどん寒くなってきますが、柔らかな装着性のオーバーイヤー型ヘッドホンで耳をカバーしてくれるのも有り難くなってきます。使い勝手の良いヘッドホンと一緒に過ごす冬も良いと思いますよ(^^)。
というわけで「EDIFIER WH700NB」は6千円程度の低価格モデルながら上位モデル並の大口径ドライバーを搭載ししたオーバーイヤー型で長時間再生に対応し、さらにANC機能を搭載するなど実用性の高さが魅力的なヘッドホンです。また音質面でもEDIFIERらしい聴きやすく癖の無いサウンドで音楽再生はもちろんゲーム機での利用や動画再生などでも活躍できる製品だと思います。音楽再生の場合はアプリを使用することで自分の好みに合ったサウンドエフェクトが利用できるのも良いですね。これからの季節、屋外はどんどん寒くなってきますが、柔らかな装着性のオーバーイヤー型ヘッドホンで耳をカバーしてくれるのも有り難くなってきます。使い勝手の良いヘッドホンと一緒に過ごす冬も良いと思いますよ(^^)。