
こんにちは。今回は過去に購入して未レビューのイヤホンを振り返る「棚からレビュー」企画です。前回まで「EPZ」ブランドの2種類の製品をレビューしましたので、今回は同ブランドでたぶん最も有名(?)なモデル「EPZ K5」を振り返ります。購入したのは昨年の夏くらいだったと思います。
■ 製品概要と購入方法について
「EPZ K5」は「EPZ」ブランドの4BA+1DD構成のハイブリッド仕様モデル。2種類の2BAユニットと8mmサイズのPU+LCP振動板ダイナミックドライバーで構成されています。3種類のドライバーによる3Wayの音導管を3Dプリントによる高精細シェルで出力されており、より高解像度で広い音場による優れたサウンドパフォーマンスを実現しています。


「EPZ K5」に搭載されるドライバーは、高域用にSWFKに相当する仕様の「31735BA」2BAユニットと中音域用に2基のED29689相当の仕様の「EPZ1006BA」2BAユニットを搭載。さらに低域用に8mmサイズのムービングコイル・PU+LCP振動板ダイナミックドライバーを搭載。音域ごとに設定された3種類のドライバーによる3Way構成により安定したサウンドを実現しています。


シェルは医療用樹脂素材を使用し、DLP 3Dプリントにより高精細出力により成形。「グリーン」「パープル」「ブラック」の3種類のカラーバリエーションが選択できます。ケーブルは0.78mm 2pin仕様の6N 単結晶銅線ケーブルが付属。プラグは交換式で3.5mm、2.5mm、4.4mmのプラグが付属します。
「EPZ K5」の価格は127ドル前後、アマゾンでは14,148円で販売されていました。
Amazon.co.jp(国内流通モデル): EPZ K5


「EPZ K5」に搭載されるドライバーは、高域用にSWFKに相当する仕様の「31735BA」2BAユニットと中音域用に2基のED29689相当の仕様の「EPZ1006BA」2BAユニットを搭載。さらに低域用に8mmサイズのムービングコイル・PU+LCP振動板ダイナミックドライバーを搭載。音域ごとに設定された3種類のドライバーによる3Way構成により安定したサウンドを実現しています。


シェルは医療用樹脂素材を使用し、DLP 3Dプリントにより高精細出力により成形。「グリーン」「パープル」「ブラック」の3種類のカラーバリエーションが選択できます。ケーブルは0.78mm 2pin仕様の6N 単結晶銅線ケーブルが付属。プラグは交換式で3.5mm、2.5mm、4.4mmのプラグが付属します。
「EPZ K5」の価格は127ドル前後、アマゾンでは14,148円で販売されていました。
Amazon.co.jp(国内流通モデル): EPZ K5
免責事項:
本レビューは個人的に製品を購入し掲載している「購入者レビュー」となります。
本レビューに対してそれ以外の金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
「EPZ K5」はリリースされてから1年近く経っていると思います。今回はアマゾンで国内版が出てしばらく経ってセール時期に購入したと思います(うろ覚え)。カラーはブラックです。


パッケージ内容は本体、ケーブル、交換プラグ(3.5mm、2.5mm、4.4mm)、イヤーピース(3種類、それぞれS/M/Lサイズ)、クリーニングブラシ、飛行機用アダプタ、布製ポーチ、ハードケース、説明書ほか。100ドル超くらいの価格帯と言うことを考慮すると結構充実した内容ですね。


本体は3Dプリントによるレジン製でステムノズル部分は金属製。4BA+1DDのハイブリッド基としては一般的からやや小振りくらいの印象。EPZはファブレスのブランドと推測されますが、ありがちなシェルデザイン、というのはこの手の製品を過去にいろいろ手がけているファクトリーで製造していることの裏返しで、いわゆる独自性を持たないことでコストを下げつつ低価格で安定した品質に仕上げるうえでメリットになります。大手スーパーのPB商品みたいなものですね(^^)。


ケーブルは高純度銅線の撚り線タイプでクロームメッキ処理されたコネクタおよび交換式のプラグに対応しています。またイヤーピースもAET07風、耳奥に装着する小振りのタイプ、ダブルフランジの3種類が付属し、大抵の方には対応出来そうな印象ですね。
■ サウンドインプレッション
「EPZ K5」の傾向はハイブリッドらしいメリハリの良さと分離感を持ちつつ、バランスはU字方向のニュートラルサウンドに仕上げられています。同社の製品は基本的にハーマンターゲット寄りのニュートラル系のサウンドに仕上げられていますが、ややウォーム方向で聴きやすくゲーミング用としてストレス無く利用できる「G10」と、某イヤホンのような外観をしつつ、より明るくハッキリとしたカーボン系のサウンドを楽しめる「Q5」と、f値の傾向としては寄せつつ用途やドライバーの特徴を反映した音作りが印象的でした。
そしてコスパの良さから発売以降アマゾンでも安定して売れているらしい今回の「EPZ K5」ですが、高域・中音域・低域でドライバーを配置した3Way仕様、4BA+1DD構成の「ハイブリッドサウンド」を分かりやすく、ほぼそのまま表現している印象です。
色々なイヤホンを聴いているマニアであれば、SWFKの高域、EDの中音域、PU+LCP振動板DDの低域という構成から想像できる印象そのままであると感じるができるのではと思います(正確には「SWFK相当品」と「ED相当品」の中華BAですが)。個人的には意外性は全く感じなかったものの、清々しいほど実直かつ堅実な音作りはむしろ好感を持ちます。
なお、比較的感度が高く反応は良いイヤホンのため、再生環境によってはホワイトノイズが発生しやすく、またスマホ直差しでは歪みなどが出やすい可能性がありますが、ノイズ特性に優れた小型のオーディオアダプター等であれば十分に楽しめる仕様だと思います。
「EPZ K5」の高域は明瞭で伸びのある音を鳴らします。BAらしい硬質でスッキリした印象の音で、シンバル音も煌びやかさがあります。ある程度駆動力を上げると刺激を感じやすくなる点は中華BAぽさもありますが、一般的な音量などでは金属質のギラつきもほぼ無く直線的で解像感のある高音が楽しめます。
中音域は凹むことなく明瞭な音を鳴らします。ボーカルはやや前傾しますが自然な位置で定位し、癖の無い印象で再生されます。演奏との分離も良い印象でストリングスは太くエネルギッシュでブラスは輝きがあります。シングルダイナミックの滑らかさとは異なる音作りですが、ハイブリッド的なメリハリが効いており、ニュートラルなバランスながらレイヤー感のある空間表現が演出され、広さと臨場感のある音場を感じます。ハイブリッドといえば、といった分かりやすいサウンドではありますが、手頃な価格でハズレが無い手堅さというのもありますね。低域は力強くインパクトのある音を鳴らします。バランスとしてニュートラルなため、過度に低域が主張することはありませんが複合振動板によりスピード感とキレのある直線的なミッドベースと、適度に厚みがあり沈み込む重低音がしっかりと中高域を下支えします。
■ まとめ
というわけで、買うには買ったもののレビューを後回しにしてすっかり忘れてた(汗) 「EPZ K5」でしたが、今回同ブランドのシングルダイナミックの2機種の依頼をいただいたことで改めて比較できる良い機会になりました。そして改めてEPZというブランドのキャラクターが見えてきましたね。どの機種も見た目に鮮やかさや特徴的な部分があるのに対し、音作りは非常に手堅く、突出して凄いみたいなことは全然無いものの基本的にハズレは無い、みたいな印象を持ちました。「EPZ K5」も同社の定番機種らしく、3Dプリントによる質感が良く装着性も高いシェルに、分かりやすく明瞭かつバランスの良いハイブリッドサウンドでこのクラスの製品に興味を持つ方の入り口としては有りだなと感じました。







