EarFun Air Pro 4

こんにちは。今回は 「EarFun Air Pro 4」です。EarFunの人気モデルである「Air Proシリーズ」も4代目となり、今回もリリース以降、各方面から高い評価ですでに大人気モデルとなっています。その理由は1万円程度で購入できる価格設定ながら最新機能を網羅した多機能と音質面のバランスの良さで、今後も定番モデルとして活躍しそうですね。
■ 製品概要と購入方法について

「EarFun」は現在では日本でも低価格&高性能TWS製品で幅広く認知されているブランドですね。同社の「Free」シリーズは低価格ANC搭載モデルを一気に市場に浸透させたモデルとして知られています。そして「EarFun」の定番となっているのが「Air」シリーズで、これまでも性能アップしたモデルを次々と登場させてきました。今回の「EarFun Air Pro 4」はハイグレード仕様の「Air Pro」4代目モデル。今回も最新の機能を網羅しつつお手頃な価格設定を実現しています。

「Air」シリーズはいわゆるAirPods型のデザインをモチーフに優れた装着性を持つカナル型のデザインを採用し、「EarFun Air Pro 4」では一般的な低価格TWSより大口径の10mmダイナミックドライバーを搭載。
EarFun Air Pro 4EarFun Air Pro 4
最先端SoCのQualcomm「QCC3091」を搭載し、業界最新のBluetooth5.4をサポートしています。さらにハイレゾ対応コーデックの「LDAC」に加え、「Snapdragon Sound」にも対応。「aptX Adaptive」技術に対応するだけでなく、無線通信が安定している環境で最大1.2Mbpsの高ビットレートでロスレス水準の音質を実現する「aptX Lossless」にも対応します。

またハイブリッド方式のノイズキャンセリング機能に独自のANC(アダプティブノイズキャンセリング)を組み合わせることで、音質とノイズ低減の両立を実現。「QuietSmart 3.0」により業界トップクラスの-50dBのノイズを低減します。
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バッテリー稼働時間はANC OFF時で11時間(ケース込み52時間)、ON時で7.5時間(ケース込み35時間)の長時間再生に対応し、10分間の充電で2時間使用可能な急速充電にも対応。また充電ケースはワイヤレス充電にも対応します。
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さらに「EarFun Air Pro 4」では、cVc8.0の通話ノイズキャンセリングに加えAI利用によるクリアな通話を実現し、Androidスマートフォン等とは「Google Fast Pair」によるワンクリック接続、マルチポイント接続、装着検知機能、50msの超低遅延ゲームモードなど多彩な機能に対応。さらに最先端機能として「LE Audio」および「Auracast」も利用可能です。

BluetoothV5.4
ドライバー10mm 大口径
ダイナミックドライバー
SoCQualcomm QCC3091
Snapdragon Sound対応
コーデックLDAC /
aptX Lossless / Adaptive /
aptX / AAC / SBC /
LE Audio
ANCANC搭載 最大 -50dB
再生時間ANC OFF: 11時間(52時間)
ANC ON: 7.5時間(35時間)
通話NCcVc 8.0 (ENC)
AI技術アルゴリズム対応
防水規格IPX5 (本体のみ)
アプリEarFun Audioアプリ対応
その他装着検知機能
Google Fast Pair対応
マルチポイント接続対応
50ms ゲームモード
Auracast対応
ワイヤレス充電対応
サイズ62.4×46.6×29.2mm(ケース)
52g(全体) 
EarFun Air Pro 4」の購入はアマゾンのEarFun公式ショップにて。価格は9,990円です。
Amazon.co.jp(EarFun公式ショップ): EarFun Air Pro 4
※現在サイトにて1500円OFFクーポンを配布中です。
※追加10%OFF クーポンコード「APFPRJUL」を併用すると7,491円で購入可能です(8/28まで)。


免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして EarFun より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

7月末くらいに発売以降非常に高い人気を誇っている「EarFun Air Pro 4」です。1万円以下で購入できるフルスペックモデルで、毎度のことながらしっかりしたパッケージです。
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パッケージ内容は本体(イヤホン本体、充電ケース)、イヤーピース(装着済みのMサイズとてXS/S/L/LLサイズの合計4サイズ)、充電ケーブル(USB Type-C)、クリーニング棒(説明書に挟んでありました)、説明書、保証書、アプリの案内カードなど。
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EarFun Air Pro 4」の充電ケースは62.4mm×46.6mm×29.2mmと比較的コンパクトで使いやすいサイズ感。また「Air Pro 3」のケースより少しだけスリムになりましたね。
「Google FastPair」対応によりシールを剥がして電源を入れるとスマートフォン側で自動で検知しスムーズにペアリングすることが出来ました。また従来のEarFun製品同様に充電ケースの底面はQiワイヤレス充電に対応し、スマートフォン用などのワイヤレス充電装置をつかっての充電も可能です。ケースの充電は地味に面倒だったりするので結構便利ですね。
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イヤーピースは装着済みのMサイズを含め5サイズ(XS/S/M/L/LL)と高級機並みの充実さで多くの場合サイズで困ることは無いでしょう。さらにイヤーピースはTWS用の市販品に交換することも可能ですので、フィット感をより工夫してみるのも良いかもしれませんね。
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本体デザインは従来の「Air Pro」シリーズをある程度踏襲しており、完全ワイヤレスとしては定番のスティックタイプ。形状的に大きな変更は無く、ドライバーを格納するタマゴ型のハウジングが耳にフィットし、イヤーピースでしっかり固定できます。
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本体形状としてはタッチセンサー部分が丸くモールドが作られているのは個人的には誤操作防止のうえではちょっとありがたい仕様です。シングルタップで音量のアップ/ダウン、ダブルタップで再生/停止のタイプです。また標準ではゲームモード切替えのボタン設定は無く専用アプリでの切替となります。ただし、これらのモードは専用アプリを使って割り当てを変更することも可能です。

再生/停止2回タップ(左 / 右)
音量UP右側 タップ
音量DOWN左側 タップ
曲送り右側 3回タップ
曲戻し左側 3回タップ
ANCモード左側 2秒長押し
(ANC→外音取込→ノーマル)
音声
アシスタント
右側 2秒長押し 
受話/終話
着信時2回タップ(左 / 右)
通話拒否着信時2秒長押し(左 / 右)
機器間の
通話切替
通話時3回タップ(左 / 右)
マルチポイント接続に対応しているため、通話中の3回タップで接続した2台のBluetooth機器間の通話を切替える機能もアサインされています。


■ 専用アプリとファームウェア更新について

EarFun Air Pro 4」は対応するAndroidスマートフォンやDAP等では「aptX Adaptive(またはLossless)」コーデックでペアリングします。「aptX」系(Snapdragon Sound)と「LDAC」はアプリによる切替式で、再起動して再接続となります。そのため初期状態では「LDAC」は無効となっています。なお、「aptX」<「aptX Adaptive」<「AptX Lossless」という性能差になっており、「aptX Adaptive」は「aptX Adaptive」対応または「Snapdragon Sound」対応のスマートフォン等で、「AptX Lossless」は「Snapdragon Sound with aptX Lossless」対応のスマートフォンで利用できます。
対応するスマートフォンはaptXサイトで確認することが出来ます。
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専用アプリはAppStoreまたはGoogle Play Storeで「EarFun Audio」で検索してインストールします。初回起動時に利用規約とプライバシーポリシーの同意をしますが、ここで言語を日本語にします(起動時は英語)。EarFunのアカウントの無い場合は登録の作業が必要になります。登録作業はちょっと煩雑な印象もありましたが、初回だけですので指示通り登録をします。登録を完了しアプリにログインするとペアリング済みであれば状態が表示されるはずです。
レビュー掲載前にファームウェアのアップデートがあり、アプリを起動すると自動でアップデートの指示がありました。電源をいれたまましばらく置いておくと自動でアップデートは完了しました。
「LDAC」コーデックを有効にするためにはアプリの画面をスクロールして「Bluetoothオーディオの品質」で「LDAC」を有効にします。
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ちなみに初回ペアリング時はイヤホン本体を充電ケースから取り出して接続したのですが、通常はケースのフタを開けるだけで電源がONとなり、デバイスと接続します。この場合は充電ケース側のバッテリー状態もアプリで確認できます。アプリの画面ではANCモードの変更、ゲームモードのON/OFF、装着検出のON/OFF、イコライザー機能などが表示され、ANCをONにするとアプリ上ではさらにANC強度やモードを調整することが出来ます。またメニュー画面で下方向にスクロールするとそれ以外のメニューがあり、デュアルデバイス接続のON/OFFやLE Audio機能、音声ガイダンスの言語、コントールのカスタマイズなどが設定できます。
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「EarFunイコライザー」はプリセットで「デフォルト」のほか「ボーカル減少/強化」「低音強化1~3」「高音強化1~3」「低音減少1~3」「高音減少1~3」の15種類と、「Natural」「Latin」「Hits」「Soul」「Blues」「Metal」「HipHop」「Dance」「Electronic」「Jazz」「Classical」「R&B」「Country」「Pop」「Rock」の15種類で合計30種類が用意。さらに個別のカスタム設定、聴覚モニターによる「適応イコライザー」と非常に多様な設定が可能になっています。

EarFun Air Pro 4」ではLDACを除く各コーデックにてマルチポイント接続に対応するため、1台のデバイスを接続後に機器側のBluetoothをOFFにするなどいったん切断し、別のデバイスでペアリングすることで、以降は2台のデバイスで同時にペアリングできます。
EarFun Air Pro 4この場合、Androidは「aptX Adaptive」、iPhoneは「AAC」と異なるコーデックで同時接続状態にすることも問題なくできました。マルチポイント接続中はどちら側のデバイスで再生しても特に切替えなく音声が出力されます。ただし通話時は先に受話した方からのみ出力されますが、前述の通りタッチ操作で通話を切替えることもできます。
2台の端末で同時に通話をすることはあまり無いかも知れませんが、例えば、PCとスマートフォンを同時にマルチポイント接続し、PCでWeb会議中にスマートフォン側で着信があった場合に通話を切替える、という使い方を行うことができます。


■ サウンドインプレッション

EarFun Air Pro 4EarFun Air Pro 4」は最新のQualcomm製チップセットを搭載し、Bluetooth 5.4にも対応していることから消費電力を抑え長時間再生を可能にしつつ安定した接続性を確保します。特に「aptX Adaptive」モードでは混雑した都内の駅などでも安定した接続性を維持することができました。また通話品質についても非常に明瞭で、普段使いのアイテムとして満足のいく実用性があると思います。
「ANC」モードは最大-50dBとかなり強力なノイズキャンセリング性能を搭載しており、ONにすることでかなり環境ノイズを取り除いた静寂感があります。アプリによりANCの強弱以外にも様々な調整が出来るため、「職場などの屋内」「街中の雑踏」「地下鉄の構内や車内」などノイズパターンの異なるシーンでANC設定を調整することでより快適な利用を行うことが出来ます。

EarFun Air Pro 4」の音質傾向は中低域寄りで自然な印象のドンシャリサウンド。「デフォルト」の状態では締まりのある低域の明瞭な高域を持ちつつ癖の無いサウンドバランスで聴きやすい印象で再生されます。コーデックではハイレゾ対応の「LDAC」(高音質モード)と最もビットレートが高い「aptX Lossless」の2種類が最も透明感が高く解像度の高いサウンドでした。一般的なリスニングでは両者の違いを感じるのは難しいかもしれませんね。
EarFun Air Pro 4再生時の最大ビットレートは「aptX Lossless」のほうが高いはずですが、「LDAC」は高音質モードの場合、かなり安定した電波環境で使用しないと接続が安定せず(屋外での利用はほぼ無理そう)、より圧縮率が高く動的にビットレートを調整する「aptX Lossless」のほうが安定した印象でした。そのため、「aptX Lossless」に対応するスマートフォン等(=「Snapdragon Sound with aptX Lossless」対応デバイス)であれば「aptX Lossless」を使用し、SoCがQualcomm製と異なるなどで未対応のスマートフォン等であれば「LDAC」コーデックで再生品質を「自動」か、通常の「aptX Adaptive」モードで使用するのが良いと思います。

EarFun Air Pro 4」の高域は量的にはやや控えめなものの、明瞭な伸びの良さと適度な主張があります。少し抜けの良い印象が好みの方はアプリで「高域ブースト」を選ぶことでよりスッキリした印象を楽しめます。
EarFun Air Pro 4中音域は厚みがあり、ボーカルも比較的近くで再生されます。一般的なリスニングでは十分な解像感があり、演奏との分離も比較的良好です。ボーカル帯域は癖の無い音で適度な主張があります。中低域の厚みから臨場感のあるサウンドを楽しめます。
低域は適度が締まりと量感があり明瞭な音を鳴らします。「デフォルト」では比較的ニュートラルで、ミッドベースは比較的スピード感もある印象。高音質コーデックでは重低音の解像感や沈み込みも良好です。「デフォルト」でもロックやポップス、アニソンなどのボーカル曲を中心に楽しめるサウンドだと思います。


■ まとめ

EarFun Air Pro 4というわけで、「EarFun Air Pro 4」LDACとaptX Adaptive/Lossless両対応という荒技をこなすなど考え得る機能をほぼ網羅しているという、ちょっとヤケクソ味すら感じる(笑)、まあEarFunらしい全部入りワイヤレスイヤホンだと感じました。これで1万円以下は確かに強いですね(^^;)。
今回はこれらの高音質コーデックのおかげでLE Audioを試すまでも無いという状況ではあったわけですが、この辺も深掘りするとさらに楽しめる余地はありそうですね。iPhoneやMacなどのAppleデバイスも将来のバージョンかモデルでLE Audio対応になってくれれれば試してみたいですね。
また音質的にはドライバー性能なので突出しているわけではありませんが、幅広い層で楽しめる癖の無いサウンドと、非常に多彩なイコライザー機能により好みの音に調整出来るのが有り難いですね。
というわけで、お手頃価格で全方位に網羅した「最強TWS」は評判通りのオススメ機種でした。