Fosi Audio PH05

こんにちは。今回は 「Fosi Audio PH05」です。1入力5出力のオーディオスプリッタ機能を搭載したラインアンプ製品です。1万円以下の低価格ながらアルミ製の頑丈なつくりにオーディオグレードの出力で、個別に出力調整が可能など用途は限られそうですが、実用性の高そうなアイテムとなっています。

■ 製品概要と購入方法について

Fosi Audio PH05」は 1入力 5出力の5チャンネルスプリッタ機能搭載ヘッドホンアンプです。最大 5セットのヘッドフォンを同時に接続でき様々な用途で活用できます。:オールアルミニウム合金の堅牢な構造の筐体とシンプルなデザインで安定した操作性を実現しています。

Fosi Audio PH05Fosi Audio PH05

5つの出力の各チャンネルごとに独立した音量ノブを装備しており、特定のチャンネルを調整しても他のチャンネルには影響せず、各ヘッドフォンの音量を個別に設定できます。さらにマスターボリュームコントロールとワンタッチミュートボタンを備えており、使いやすさが大幅に向上しています。 
また5つのチャンネルごとに最大 310mW@32Ωの出力が可能で、16~300ΩのさまざまなヘッドホンやIEMで柔軟なオーディオ共有を実現します。
Fosi Audio PH05Fosi Audio PH05
強力な出力を実現するだけでなく、「Fosi Audio PH05」は内部に高度な回路設計を誇り、鮮明なサウンドを保証します。最大 105dB の SNR、0.001% の THD、25μV のノイズ フロアにより、優れたオーディオへの忠実度を実現しています。

Fosi Audio PH05」の購入はHiFiGoにて。価格は49.99ドルです。
HiFiGo(hifigo.com): Fosi Audio PH05


免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして HiFiGo より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

というわけでレビューサンプルは結構以前に届いていたのですが、いろいろ多忙のため最近開封しました(^^;)。パッケージ内容は本体、ACアダプタ、説明書です。
Fosi Audio PH05Fosi Audio PH05

本体はアルミ合金製で重量感があり、それぞれのボリュームノブもしっかりしたパーツで滑らかです。足の部分は滑り止めになっており、しっかりとデスクにホールドします。
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センターがマスターボリュームで5つの出力ごとに個別の音量ノブが設定されており、通常は1入力1出力だけでも問題なく利用でき、個別ボリュームで切替器がわりに使うことも一応は可能なようです。
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またヘッドホンだけでなくイヤホン(IEM)でももちろん使用できますが敏感なIEMだと多少ノイズを拾うことがあります。また250Ω以上の非常にならしにくいヘッドホンなどでは駆動力が不足する場合があります。とはいえ一般的な仕様のイヤホン、ヘッドホンでは問題なく駆動することができます。
アンプの傾向としてはフラットで、入力ソースを適切に増幅します。一般的なアナログラインアンプ同様にインピーダンスが高かったり感度が低いなどの理由で「鳴らしにくい」イヤホンやヘッドホンで、メリハリが向上します。


■ まとめ

Fosi Audio PH05というわけで、「Fosi Audio PH05」はちょっと用途が限られるアイテムではありますが、同様の製品を探していた方には朗報と言えるでしょう。イヤモニ(CIEM)などの敏感なイヤホンやよりハイパワーのアンプを必要とするヘッドホン以外であれば、多くの出力環境に置いてオーディオグレードの音質での5系統スプリッタとして利用でき、ラインアンプとしても実用的です。製品は非常に頑丈に作られていますので特定用途での利用などでも問題無さそうです。
価格的にも1万円以下で購入できるため、オーディオマニアに限らず、ショップでの利用、簡易的なスタジオユース、特定施設などさまざまなシーンでも活用できそうですね。