ORIVETI bleqk Lowmaster

こんにちは。今回は購入済み未レビューのイヤホンを紹介する「棚からレビュー」です。今回は 「ORIVETI bleqk Lowmaster」です。「bleqk」シリーズの第2作目で2BA+1DD構成、150ドル級のハイブリッドモデルですね。たしか年末くらいに購入したような気がします(^^;)。バランスは実は結構ニュートラルで全体的にウォーム寄りの質感。聴きやすい印象のイヤホンです。このタイミングでレビューを仕上げてみました。

■ 製品概要と購入方法について

ORIVETI bleqk Lowmaster」は、1基の10mm複合振動板ダイナミックドライバーと2基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを組み合わせた2BA+1DDハイブリッド構成のイヤホンです。​ORIVETIの新シリーズ「bleqk」の2作目の製品として2024年にリリースされた製品です。「bleqk」は、「Basic Line Exquisite Quality Kept」の略で、同社の中でも高品質なベーシックラインという感じですね。
ORIVETI bleqk LowmasterORIVETI bleqk Lowmaster
2BA+1DD構成を採用し、BAドライバーの利点を生かして純粋で明瞭な高音を、ダイナミックドライバーの利点を生かして豊かでパワフルな中低音を実現し、比類のない聴覚体験を提供します。各ドライバーは、低音、中音、高音のシームレスな統合を実現するために細心の注意を払って調整され、細部まで失われることなく、豊かで臨場感あふれるサウンド体験を実現します。
本体は3Dプリントにより精密に成形されており、優れた音響と長時間の快適性のために最適化され、音質とフィット感の両方を向上させています。
ORIVETI bleqk LowmasterORIVETI bleqk Lowmaster
ケーブルは0.78mm 2pin仕様の4芯編み込み着脱式ケーブルが付属し、シリコンイヤーピースはバレット型:S/M/L 各1ペア、ボウル型:S/M/L/XL 各1ペアが付属します。
ORIVETI bleqk LowmasterORIVETI bleqk Lowmaster
ORIVETI bleqk Lowmaster」の価格は149.99ドル、国内正規品は26,400円です。
Amazon.co.jp(国内正規品): ORIVETI bleqk Lowmaster


免責事項:
本レビューは個人的に製品を購入し掲載している「購入者レビュー」となります。
本レビューに対してそれ以外の金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

というわけで「ORIVETI bleqk Lowmaster」です。購入したのは2024年の年末近くだったかな、と思います。パッケージはブラックのシンプルなボックス。
ORIVETI bleqk LowmasterORIVETI bleqk Lowmaster
パッケージ内容はイヤホン本体、ケーブル、イヤーピース(2種類、通常型S/M/Lサイズ、ボウル型XS/S/M/Lサイズ)、ケース。
ORIVETI bleqk LowmasterORIVETI bleqk Lowmaster

本体は3Dプリントによるレジン製で「bleqk」シリーズのイメージを踏襲し、ブラックを基調としたカラーリングがとてもクールな印象があります。
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フェイス部分はカーボン(ぽい)柄の光沢仕上げでやはり落ち着いた印象。軽量かつ比較的コンパクトで耳への収まりも良く、装着性も良好です。イヤーピースは一般的(弾丸型)の白色タイプと、開口部の広いボウル型の2種類が付属します。
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ケーブルは同じくブラックの被膜の4芯タイプ。プラグ等の部品は高級感があります。被膜は適度な弾力があり、取り回しも良い印象です。


■ サウンドインプレッション

ORIVETI bleqk LowmasterORIVETI bleqk Lowmaster」の音質傾向は中低域寄りの弱ドンシャリ。製品名から低域ゴリゴリのサウンドをイメージしますが実際はかなりニュートラル方向のチューニングで、全体的に多少ウォームな音色が特徴的です。​製品名の元になっている低域は特に深さを感じる音色が印象的で、重低音の深い余韻と力強いミッドベースがあります。全体としてはU字傾向に近く、高域は明瞭ながら刺激を抑え、中音域はボーカルが僅かに前傾し滑らかな音を鳴らします。
2BA+1DD構成、150ドル級のハイブリッドとしては解像感などはそこまで高くはありませんが、滑らかで聴きやすく、アコースティックな音源を中心にのんびりと楽しむようなイヤホンと言えるでしょう。突出したものはありませんが、こういうウォームでバランスの良いイヤホンも「いやし系」的なアイテムとして結構ありかもと思わせる製品です。

ORIVETI bleqk LowmasterORIVETI bleqk Lowmaster」の高域は、明瞭に鳴りつつ刺激を抑え聴きやすい印象でまとめられています。やはりウォームさを感じる音色ですが、BAによる明瞭さもあり適度に明るく自然な印象です。高域成分の多い曲でも刺さり等は無く、高域の刺激を気にする方には比較的良い選択肢になります。自然な定位ながらある程度の主張はあり、アニソンなどではエネルギッシュさも感じさせます。

中音域は適度に主張があり、ボーカル域は前傾して定位します。中高域に若干アクセントがあることで女性ボーカルは心地よい明瞭感があります。男性ボーカルは強い主張こそないものの適度に厚く、豊かさを感じます。全体として音像は滑らかで温かみのある音ですが、自然な解像感と分離の良さがあり見通しは良い印象。演奏も自然に定位し心地よく鳴ります。音場は適度な広がりを持ち、奥行きも自然なレイヤー感があります。多くのジャンルの曲を心地よく鳴らしますが、やはりアコースティックな音源との相性が非常に良い印象です。

ORIVETI bleqk Lowmaster低域は重低音の深い余韻と力強いミッドベースがあり、深さを感じる音色が印象的です。ミッドベースはパワフルで自然な締まりがあり、心地よい臨場感を与えます。重低音は深く沈み、量的には多くないものの自然な重量感で全体的な余韻を感じさせる印象です。「Lowmaster」という製品名ですが実際は中低域寄りのニュートラルといった程度のバランスで、ゴリゴリの低音イヤホンを希望している方には向きません。それも低域そのものの質感は非常に良好で、中高域とも綺麗に分離します。強調された低域ではありませんがバランス良く全体に厚みを持たせてくれます。


■ まとめ

ORIVETI bleqk Lowmasterというわけで、「ORIVETI bleqk Lowmaster」は、「bleqk」シリーズのブラックを基調とした落ち着いたカラーリングをベースに3Dプリントのシェルにより装着性にも優れたデザインを持ったイヤホンで、音質的にも中低域寄りでバランスが良く、適度にウォームで聴きやすくまとまっていました。150ドル級の2BA+1DD構成イヤホンという仕様を考慮するとコスパ的に高いとは言えないかも知れませんが、滑らかで聴きやすく、心地よい質感でまとめられた製品というのは他にはありそうで無いかもしれません。アコースティックな音源を中心に、ゆったりとしたリスニングを楽しみたい方には良い選択肢となるかもしれませんね。