
こんにちは。今回は 「Fosi Audio K7」です。高音質DACチップやオペアンプを搭載し、4.4mmバランス出力にも対応した高音質USB-DAC/ヘッドホンアンプ製品ですが、かなりゲーミング用途に特化し、モード変更や調整がボタンやノブ操作で柔軟に行える、結構クセ強めのアイテムです。
■ 製品概要と購入方法について
「Fosi Audio K7」は、100人以上のオーディオおよびゲームファンからの詳細なフィードバックに基づいて開発された、多用途のゲーミングHiFi DAC/ヘッドホンアンプです。USB、光、同軸(COAX)といったデジタル入力に対応し、「aptX HD」 Bluetoothコーデックを搭載しています。
さらに「Fosi Audio K7」はノイズリダクション機能を持ったマイク入力も搭載しており、オンラインでもクリアな音声通信が可能です。PS5/ Pro、Switchなどのゲームデバイス、PC、Mac、タブレットや各種AV機器との接続が可能で、ライン出力と3.5mmおよび4.4mmのヘッドホン出力を搭載します。音楽鑑賞、ゲーム、仕事、ライブストリーミング、動画視聴など、さまざまな用途で卓越したオーディオ体験を提供します。


「Fosi Audio K7」はDACに「AKM4493SWQ」、LPFおよびオペアンプに「OPA1612」ヘッドホンアンプに「TPA6120A2」、USBインターフェースに「XMOS XU208」などのチップを採用し、高解像度、広いダイナミックレンジ、超低ノイズ、低遅延、高出力を実現。また各段に低ノイズLDO(低ドロップアウトレギュレーター)を採用し、クリーンな電源出力確保し、音響性能および駆動力を向上します。
さらにフルバランス回路設計 を採用し、ノイズや干渉を効果的に低減。本体にはゲインコントロールとヘッドフォン保護回路を搭載しクリアで忠実な音声出力を保証しリスニング体験を最適化します。


インターフェースには3.5mmマイク入力、3.5mmシングルエンド、4.4mmバランスヘッドホン出力を備え、さらにBluetoothにも対応。「QCC3031」チップにより、aptX HD、aptX LL、aptX、AAC、SBCコーデック形式サポートします。


本体は操作しやすいコントロールノブとLCDディスプレイを備え、使いやすさを追求したデザインが特徴です。
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして HiFiGo より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
パッケージはシンプルな黒箱タイプ。本体デザインがラインアートで描かれています。


パッケージ内容は、本体、ACアダプタ、電源ケーブル、Bluetooth用アンテナ、USBケーブル、説明書。


本体はCNC加工によるアルミ製で強度及び適度な重量感があり(重量も500g以上あります)、ゴム足がしっかりホールドすることで安定感があります。左右のダイアルの部とフロントのボタンにより、かなり使用中の操作することを意識した製品であることが伺えますね。


フロントは3.5mmのマイク入力とヘッドホン入力、そして4.4mmのバランス入力をサポート。TRRSコネクタのマイクつきイヤホン/ヘッドホンの場合は付属の分岐ケーブルを使用します。
背面はRCA出力と入力はUSB-C、コアキシャル(COAX)、光(TosLink)の各入力とBluetoothアンテナ装着部を備えます。以前Makuakeで募集していたこともあり、ワイヤレスは技適を取得してるため日本国内でも問題ありません。また付属のUSBケーブルは本体接続側がUSB Type-Cで、デバイス側は先端ソケットでType-AまたはType-Cに対応する仕様になっています。
■ サウンドインプレッション
「Fosi Audio K7」のUSB-DACとしての音質はスペック通りの印象で実用的な印象です。癖の無いサウンドでニュートラル方向で安定した駆動力を提供しており、ゲインも自然にアップします。ある程度駆動力の必要なヘッドホンでもしっかり鳴らしてくれる印象です。またイヤホンについても感度の高いCIEM等でもホワイトノイズなどはほぼ感じる事は無く、実用的な音質という印象でした。最近の同価格帯では音質的な良し悪しは少ないものの、低価格帯の製品は多少リスニング寄りのチューニングだったりでフラット方向ではない場合もあるため、ギミックなどを無視してもある程度は実用的な製品だと言えるでしょう。
また1.5インチLCDディスプレイは十分に明るくモードが非常に見やすいのが印象的です。ボタンやノブなどの操作性は全般的に軽いため、誤って設定を変えてしまう場合もありますが画面で一目瞭然なのでこのへんで迷うことは少ないでしょう。


ただし、これらのモード設定などはやはりゲーミング向け、というか、個人的には「一般的な多くの製品の傾向よりフィードバックの意見を重視した」感のあるインターフェースで、結果的にフィードバックを寄せた人には刺さるのかもしれませんが、一般的には結構クセ強め、という感じになっています。
まず「UAC1.0」「UAC2.0」の切替が非常に簡単な点。通常のUAB-DACは「UAC2.0」で動作しており、Switchなどのゲーム機で使用する場合のみ「UAC1.0」にするため、モード切替が付いている製品でもメニュー階層が結構深かったり再起動が必要だったりと意図的に面倒にしてある場合がほとんどです。これに対して「Fosi Audio K7」では簡単に「UAC1.0」に切替えられるため、誤って変更してしまうことも増えます。またマイク操作についても「ミュート」などの操作は「UAC1.0」モードに限定されます。またEQも本体のみで積極的に調整出来る点は、海外ユーザーのつよいこだわりを感じます。EQのかかり方は結構自然で極端になることなく変化を加えることができます。プレイするゲームや視聴する動画に合せて見ながらチューニングできる、みたいな用途を想定しているのかな、と感じました。この辺が「刺さる」ひとには結構良いアイテムかもしれませんね。
■ まとめ
というわけで「Fosi Audio K7」ですが、結構偏った製品というか、大昔のSoundBlasterあたりが出しそうな製品を金属筐体で仕上げたというか、そんなイメージのアイテムでした。音質面は想像以上に良く、オーディオ的にも十分に実用的ではあるものの、用途としては、PCでストリーミングを中心に音楽も聴くし、ゲームや動画視聴もしたい、というパーソナルユーザーでコンパクトなアイテムでスッキリまとめたい、という場合でしょうか。
EQは自然な印象で、視聴中やプレイ中の変更がしやすいことから、シーンに合せて都度変更するもの良いでしょう。またUAC1.0、2.0の切替が容易なため頻繁に接続デバイスを変更したい方にも便利かも。
なお、外観的にオーディオインターフェースぽくもあるのですが、マイク機能は基本的にノイズ低減処理をするためTRRS入力では無く独立している、という程度の違いで、オーディオインターフェースのようなダイレクトモニターやレベル表示はありません。ですので動画配信などでは使えない印象となるでしょう。このようにいろいろこだわりが反映した結果クセ強めという製品ではありますが、興味のある方は試してみてくださいね。








