YONGSE Obsidian

こんにちは。今回は 「YONGSE Obsidian」です。先日届いていた「Yongse」ブランドのケーブルのひとつですが、このタイミングでレビューとなります。こちらはドイツ製線材を使用した6N 銀メッキ単結晶銅線ケーブルで、中高域の伸びを向上する質の良い銀メッキ線らしい印象のイヤホンケーブルです。

■ 製品概要と購入方法について

YONGSE Obsidian」はドイツから輸入した6Nグレードの単結晶銅線を使用した銀メッキ線ケーブルです。0.06mmの導体を19本束ねた線材を6本使用した撚り線ケーブルを使用した4芯タイプのケーブルです。
YONGSE ObsidianYONGSE Obsidian
またプラグは3.5mmと4.4mmの交換式プラグを採用しています。コネクタは0.78mm 2pin仕様となります。
通常価格は79.9ドル程度ですが、割引などで50ドル以下で購入可能だと思います。
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして Angelears Audio より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ 製品の外観、サウンドインプレッション

YONGSE Obsidian」はメタリックワイヤー風の落ち着いたシルバーカラーのケーブルで、つや消しのアルミ製プラグパーツと合せて落ち着いた印象でまとめられています。
透明な樹脂被膜は適度な弾力があり取り回しは良い印象。交換プラグはネジ止め式でしっかり固定で着るのも好感できますね。
YONGSE ObsidianYONGSE Obsidian

リケーブル後の傾向が、質の高い銀メッキ線らしい、高域の伸びと見通しが向上するタイプのケーブル。最近のハーマンターゲット寄りの聴きやすいニュートラルサウンドのイヤホンと組み合わせることで高域の明瞭感が向上しかなりスッキリした印象に変化します。
YONGSE ObsidianYONGSE Obsidian
またドイツ製銅線はニュートラル傾向で適度な情報量があり、音が細ること無く、同時に滑らかさを感じる温かみがあります。低域は質感を維持しながら締まりが向上し、イヤホンによってはキレやスピード感が向上します。中高域から高域の粒立ちが良く鳴ることで、演奏は鮮やかさが増し、情報量や分離の向上による音場の広がりと併せて見通しが向上する印象です。
明瞭感のある銀メッキ線を探している方には良い選択肢のひとつとなりそうですね。