
こんにちは。今回は 「CCZ CZ10 TianGong」です。ブラックカラー、亜鉛合金製のメタルシェルにクールなギアデザインのフェイスを備えた、4BA+1DD構成の50ドル級モデルです。CCZらしいパワフルな低域を中音域2BA、高音域2BAの合計4基のBAドライバーがしっかり鳴ることでバランス良く調整され、ボーカル曲などに最適な楽しいリスニングサウンド実現しています。
■ 製品概要と購入方法について
「CCZ」は2021年に登場したEasy Earphones系のブランドで、個性的な低域が特徴の低価格1DDモデル「DC-1」が好評を得て以降、特許技術に基づく装着性の高さや低域にフォーカスしたサウンドチューニングの評価が高く、精力的に特徴的な低価格イヤホンやアクセサリー製品をリリースしています。
今回の 「CCZ CZ10 TianGong」は4BA+1DD構成のハイブリッドモデルで、高度なクロスオーバー技術を採用し、卓越したサウンドを実現。高解像度オーディオと正確なポジショニングを備え、オーディオ向けに加えゲーミング用途でも最適なモデルです。


「CCZ CZ10 TianGong」が搭載する 低域用の10mm デュアル磁気回路ダイナミックドライバーは感度が+3dB向上し、PET振動板は剛性と重量比を最適化し、15Hzまでのサブベース拡張を実現します。さらに中音域用の2BAユニットはボーカル域に最適化され、高域用の2BAユニットはディテールと分離感に優れクリアなサウンドを実現します。


「CCZ CZ10 TianGong」の本体は亜鉛合金による金属シェルを採用。ギアのフェイスとブラックのオールメタルデザインはクラシックで高級感のある質感を実現し、強いテクノロジー感を演出します。また特許取得済みのCCZ独自のイヤーピースが付属し、耳にしっかりとフィットし、安定した快適な装着感を実現します。


「CCZ CZ10 TianGong」の価格は48ドル~、アマゾンでは8,899円~です。
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして Keephifi より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
「CCZ CZ10 TianGong」のパッケージはギアの製品イメージアートが描かれた化粧カバーのボックス。今回はマイク付きモデルで届きました。


パッケージ内容はイヤホン本体、ケーブルイヤーピースは独自のシリコンタイプがS/M/Lサイズ、ウレタンタイプ1ペア、イメージカード、説明書、保証書。


本体は亜鉛合金製でサンドブラスト加工されたブラックの表面が価格以上の質感を感じさせます。フェイス部分はギアデザインで加工され内部が少し見えるようなデザインでさらに透明なパーツで覆うことで仕上げられています。


シェル形状は従来のCCZ製のイヤホンをある程度踏襲した一般的なカナル型デザインで装着性は高い印象。さらにCCZが特許を持つシリコンイヤーピースを組み合わせることでより高いフィット感を実現します。


ケーブルは銀メッキ線タイプでブルーとレッドの模様がある線材を透明な被膜で覆っています。被膜は硬めですが比較的使いやすいケーブルです。
■ サウンドインプレッション
「CCZ CZ10 TianGong」の音質傾向は中低域に適度な厚みを持つやや暖色系の弱ドンシャリ。バランスは緩やかなV字または若干のW字寄りの印象です。PET振動板のダイナミックドライバーは中低域を中心にCCZらしいパワフルな低音を鳴らし、ボーカル域にフォーカスした中音域用と高域用の2種類、4基のBAがエネルギッシュな音で補完し、トータルとしてはバランスの良い傾向に調整されています。再生環境などに多少影響し、ある程度駆動力のある再生環境でないと低域が強めに出る場合もあります。またリケーブル効果は主に中高域の印象に反映されます。ただし、付属ケーブルで自然なバランスになるように調整されているためか、リケーブルでむしろバランスが崩れる場合もあるので、いろいろ試してみるほうがよいでしょう。
「CCZ CZ10 TianGong」の高域は明瞭で伸びの良さを保ちながら聴きやすく自然な印象にまとめられています。適度に明るく伸びの良さもある明瞭な印象で見通しも比較的良好です。刺さりやすい帯域など刺激はコントロールされていますが、それなりに主張のある音で鳴っているため、情報量の多い銀メッキ線などにリケーブルするとむしろ高域が強くなりすぎる可能性もあります。
中音域はV字寄りの傾向のため曲によってやや凹みます。しかしボーカル域にフォーカスしてチューニングされている中音域用の2BAユニットの影響もあり、ボーカルは比較的前傾し、再生環境によっては若干のW字寄りの印象に感じる場合もありますね。いわゆるハーマンターゲット的なイヤホンと比べると、女性ボーカルの高音などの中高域の強調感は若干控えめで定位も自然ですが、風通しは良いため、若干ウォーム寄りながら籠もりのない明瞭さを感じさせます。男性ボーカルは、より豊かで心地よい印象があります。音場は自然な広さがあり、ボーカル域と演奏の分離も良好です。ややウォームで解像感や分離は価格相応な印象もありますが、定位は自然で聴き心地の良いサウンドでまとめられています。
中音域はV字寄りの傾向のため曲によってやや凹みます。しかしボーカル域にフォーカスしてチューニングされている中音域用の2BAユニットの影響もあり、ボーカルは比較的前傾し、再生環境によっては若干のW字寄りの印象に感じる場合もありますね。いわゆるハーマンターゲット的なイヤホンと比べると、女性ボーカルの高音などの中高域の強調感は若干控えめで定位も自然ですが、風通しは良いため、若干ウォーム寄りながら籠もりのない明瞭さを感じさせます。男性ボーカルは、より豊かで心地よい印象があります。音場は自然な広さがあり、ボーカル域と演奏の分離も良好です。ややウォームで解像感や分離は価格相応な印象もありますが、定位は自然で聴き心地の良いサウンドでまとめられています。
低域はミッドベースを中心に量感と厚みがあり、CCZらしい力強さを感じる印象です。全体としてははニュートラル方向のバランスのため、同社の既存モデルのような低音の押しの強さはありませんが、重低音も適度に深さを感じさせます。ミッドベースは量感とパンチ力のある音で再生されますが、同時に締まりも良くスピード感があります。
音数の多い曲も混雑すること無く再生され、全体として暖色寄りでも籠もること無く明瞭感を維持している印象です。
■ まとめ
というわけで、「CCZ CZ10 TianGong」は4BA+1DDというハイブリッド構成により、CCZらしいダイナミックドライバーによる低音の力強さをもちつつも、最近の「CCA Phoenix」や「CVJ Neko」のような同価格帯のバランスの良いモデルにも近いボーカル域にフォーカスした弱ドンシャリ系のリスニングサウンドを実現しています。ただパワーのあるダイナミックドライバーにBAもしっかり鳴らすことで出力で全体を調整するチューニングのため、再生環境やリケーブルなどで多少変化がある点は、これらのシングルダナミック機と比べるとウィークポイントになる可能性がありますが、逆により自分好みに追い込める余地があるという解釈もできますね。また外観のクールさは所有欲を刺激するもので、メリットのひとつといえるでしょう。低価格帯でも実用的なサウンドで「結構遊べる」イヤホンが次々と登場しているのは嬉しい限りですね(^^)。







