MYER AUDIO SLIIVO SL224

こんにちは。今回は 「MYER AUDIO SLIIVO SL224」 です。MYER AUDIOのSLIIVOシリーズによる、10mmと6mmの2基のダイナミックドライバー、2基のBA、4基のマイクロ平面ドライバーを搭載した 2DD+2BA+4MPD 構成のハイブリッドモデルです。多ドライバー構成らしい情報量や見通しの良さを備えつつ、広い音場と滑らかさを両立した、完成度の高いリスニングサウンドが特徴のイヤホンだと思います。

■ 製品概要と購入方法について

MYER AUDIO SLIIVO SL224」は、近年さまざまなマルチドライバー機を展開しているMYER AUDIOのSLIIVOシリーズのハイブリッド製品です。2DD+2BA+4MPDの片側8ドライバー構成を採用し、クリアで広がりのあるサウンドプロファイルを実現します。
シェルは軽量なレジン素材をベースにしフェイスプレートには天然貝素材を使用しています。光の当たり方によって表情が変わる個体差のある仕上がりも特徴で、美しく高級感のある外観です。
MYER AUDIO SLIIVO SL224MYER AUDIO SLIIVO SL224
ドライバー構成は、10mm複合バイオ振動板ダイナミックドライバー、6mmチタンコート振動板ダイナミックドライバー、2基のカスタムBA、4基のマイクロ平面ドライバーを搭載し、各帯域を分担する2DD+2BA+4MPDの片側8ドライバー構成を採用しています。
2基のダイナミックドライバーが低域の厚みとスピード感を両立しつつ、2基のBAで中音域の明瞭さを支え、4基のマイクロ平面ドライバーで高域の伸びや空気感を補う構成が大きな特徴です。クロスオーバーも最適化され、帯域のつながりや一体感を意識した設計がおこなわれているようです。
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付属ケーブルは0.78mm 2pin対応の単結晶銅銀メッキ系ケーブルで交換式プラグに対応。3.5mmシングルエンド、4.4mmバランス、Type-Cプラグが付属します。
価格は269.99ドル前後ですが、AliExpressではセールにより変動があります。

AliExpress(MYER-AUDIO Store): MYER Audio SLIIVO SL224


■ 免責事項
本レビューではレビュー向けとして AliExpress JP のプロモーションによりサンプル製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容

パッケージは製品画像を載せたシンプルなデザインで、比較的しっかりした化粧箱でまとめられています。
MYER AUDIO SLIIVO SL224MYER AUDIO SLIIVO SL224

パッケージ内容は、本体、着脱式ケーブル、交換式プラグ3種、シリコンイヤーピース6ペア、フォームイヤーピース、ケース、説明書など。
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本体のは、レジン製のハウジングに天然貝素材を使ったフェイスプレートが印象的です。見る角度や光の当たり方で表情が変わるため個体ごとの印象も異なり、レジンシェルとの組み合わせによって華やかさと上品さをうまく両立しています。
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シェル形状はユニバーサルIEMとして一般的な形状ですが片側8ドライバー構成らしくサイズはやや大きめ。それでも耳にフィットしやすい形状で、装着感そのものは比較的良好です。レジン素材のため多ドラ構成ながら比較的軽量です。ステムノズルは少し太めで、耳の小さい方はイヤーピースのサイズや種類をしっかり合わせたほうがよく、装着感の最適化で印象が変化する可能性もあります。
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付属ケーブルは編み込みタイプの単結晶銅銀メッキ線の4芯タイプで、太さはあるものの取り回しは比較的良好です。交換式プラグの完成度も高く、3.5mmと4.4mmに加えてType-Cまで付属するのは便利ですね。


■ サウンドインプレッション

MYER AUDIO SLIIVO SL224MYER AUDIO SLIIVO SL224」の音は、全体としてはニュートラル寄りをベースにしながら、広い音場と高い解像感、そして適度な華やかさを加えた印象でまとめられています。弱ドンシャリや緩やかなU字寄りで、全体のつながりが良く、滑らかで見通しの良いリスニングサウンドに仕上がっています。バランスとしては比較的ハーマンターゲットカーブに近い印象です。

仕様としてはインピーダンス36Ω、感度108dBで、ドライバー数に対して過度に敏感すぎないタイプ。同社の製品はインピーダンスを高めにクロスオーバー制御されておりアンプと組み合わせやすいのは特徴的ですね。付属のType-Cプラグでも十分楽しめますが、多ドライバー機らしく上流の違いは比較的分かりやすく、余裕のあるDAPやアンプでは情報量や空間表現、低域の締まりがより明確になります。

MYER AUDIO SLIIVO SL224高域は4基のマイクロ平面ドライバーの効果もあり、明るさと伸びの良さ、そして空気感の表現に優れています。最近はメタ傾向のトレンドもありピークを早めにおいてウォーム寄りにまとめつつマイクロ平面は超高域でアクセントをつけるチューニングが増えていますが、「MYER AUDIO SLIIVO SL224」についてはリリース時期の関係もありそうですが、よりトラディショナルで、ハーマンターゲットカーブに準拠したクリーンな高域を補完するためにマイクロ平面を使用しているイメージです。
シンバル音は細かな粒立ちと透明感があり、金属的な響きもきれいに描写しますが、刺さりコントロールされており聴きやすくまとめられています。明瞭で見通しの良い音ですが、エッジを立てすぎず全体としては滑らかに整えられており、抜けの良さが印象的です。

MYER AUDIO SLIIVO SL224中音域はU字寄りのバランスのため凹むことなく再生されます。ニュートラルを基調としつつ、ボーカル域は多少前傾して定位し、癖の無い音を鳴らします。女性ボーカルの高音など中高域に自然なアクセントがあり、明るく伸びやかで、輪郭の明瞭さや抜けの良さを感じます。男性ボーカルも明瞭な印象で癖の無い印象ですが過度に細くならず自然な厚みを保っています。
演奏との分離も良好で、情報量の多い曲でも混雑するこなく1音1音を把握もしやすい印象。定位も比較的正確に感じる事ができます。音場は横方向に広く、レイヤー感は自然な印象です。自然な空間表現でホール感や空間の見通しの良さを楽しめます。

MYER AUDIO SLIIVO SL224低域は低域用とウーファーの2基のダイナミックドライバーによりニュートラルバランスながら、深い沈み込みとスピード感をバランス良く両立しています。重低音は深く沈みつつ、解像感とキレのある印象で明瞭に鳴ります。ミッドベースは適度な量感と弾力がありつつ膨らみすぎず、アタックや立ち上がりも比較的素早いため、中高域との分離も良好です。リズムをしっかり支えつつ質感や追従性を重視した鳴り方です。全体としては、多ドラ構成らしい情報量を持ちつつ、詳細なクロスオーバー処理により滑らかさを感じるチューニングで、リスニング向けのまとまりを感じる印象ですね。


■ まとめ

MYER AUDIO SLIIVO SL224というわけで、「MYER AUDIO SLIIVO SL224」は、2DD+2BA+4MPDの片側8ドライバーの多ドラ構成を採用しつつ、実際の印象は想像以上に滑らかでまとまりが良いサウンドが楽しめました。
比較的広い音場にマルチドライバーらしい優れた解像感で粒立ちよく鳴らしつつ、ハーマンターゲットカーブを基準とした自然なバランスが心地よいですね。低域はスピード感と沈み込みの質感が高く、中高域も明瞭で、全体として見通しの良いリスニングサウンドに仕上がっています。
シェルデザインの美しさや付属品の充実度もあり、価格に見合ったパッケージングも魅力的です。ニュートラル系のリスニングイヤホンとしては魅力的な選択肢のひとつだと思います。