
こんにちは。結構ご無沙汰になってしまいましたね。年度末シーズンから4月〜5月と本業が結構忙しく、気がついたら結構な期間レビューをサボっていしまいました(滝汗)。レビュー依頼をいただいている製品もかなり有りますので6月にかけて順次仕上げていきたいと思います。
というわけで今回は 「Celest Phoenixcall 2.0」 です。Kineraのサブブランドとして個性的なデザインと多ドライバー構成のイヤホンを展開する「Celest」による2DD+2BA+2FPD構成のトライブリッドモデルです。既存モデル「Celest Phoenixcall」のデザインを踏襲しつつ、ドライバー構成や内部設計、ケーブル仕様を刷新。美しいフェイスデザインと多ドライバー構成によるアップデートモデルですね。
というわけで今回は 「Celest Phoenixcall 2.0」 です。Kineraのサブブランドとして個性的なデザインと多ドライバー構成のイヤホンを展開する「Celest」による2DD+2BA+2FPD構成のトライブリッドモデルです。既存モデル「Celest Phoenixcall」のデザインを踏襲しつつ、ドライバー構成や内部設計、ケーブル仕様を刷新。美しいフェイスデザインと多ドライバー構成によるアップデートモデルですね。
■ 製品概要と購入方法について
「Celest Phoenixcall 2.0」は、Kinera傘下のブランドであるCelestが展開する多ドライバー構成のインイヤーモニターで2DD+2BA+2FPD構成を採用。2023年に登場した1DD+2BA+2FPD構成の「Celest Phoenixcall」(「Phoenixcall 1.0」)の後継にあたります。今回の「Celest Phoenixcall 2.0」では神話的なモチーフを取り入れた美しいシェルデザインを継承しながら、内部構造やドライバー構成、付属ケーブルなどをアップデートした内容となっています。
「Celest Phoenixcall 2.0」は、低域用の8mm同軸デュアル構造ダイナミックドライバー(2DD)、Knowles製BA、カスタムBA、2基の6mm マイクロ平面ドライバー(2FPD)を搭載しています。低域を8mmの同軸2DD構成とすることで、既存の「Phoenixcall 1.0」の7mmダイナミックドライバーより低域側の駆動力を高め、より厚みとスケール感を持たせたサウンドを実現。華やかでエネルギッシュな方向性を踏襲しつつ、高域のピークを整え、長時間でも聴きやすいバランスへ仕上げられています。


中高域にはKnowles製BAとカスタムBAを組み合わせ、ボーカルや楽器の質感、分離感を高めています。そして高域から超高域を担う2基の6mm FPD、マイクロ平面ドライバーを搭載し、伸びやかさや空気感、余韻の表現を補います。


中高域にはKnowles製BAとカスタムBAを組み合わせ、ボーカルや楽器の質感、分離感を高めています。そして高域から超高域を担う2基の6mm FPD、マイクロ平面ドライバーを搭載し、伸びやかさや空気感、余韻の表現を補います。


シェルは医療グレードのUVレジンを使用したハンドフィニッシュ仕上げで、フェイスプレートには手描き風のアートワークと立体的な装飾を取り入れています。テーマは「Moonlit Sea Whisper」とされ、既存の「Phoenixcall 1.0」が持っていた神話的で幻想的なイメージを引き継ぎながら、より落ち着いた雰囲気のデザインにまとめられています。また、内部キャビティも再設計され、3種類のドライバー間の位相整合や歪みの低減を意識した構造となっています。
「Celest Phoenixcall 2.0」の価格は製品ページ掲載時点で169ドル、アマゾンでは26,870円です。カラーバリエーションは「Red-gold」、「Blue-silver」、「Black-gold」、「Orange-gold」の4色が用意されています。購入はAliExpressのAngelears Top Storeなどで可能です。
AliExpress(Angelears Top Store): Celest Phoenixcall 2.0
AliExpress(Angelears Top Store): Celest Phoenixcall 2.0
AEHiFi:Celest Phoenixcall 2.0
Amazon.co.jp(Angelears HiFi):Celest Phoenixcall 2.0
■ 免責事項
本レビューではレビューサンプルとして Angelears Audio より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容
「Celest Phoenixcall 2.0」のパッケージは、Celestらしい装飾性のあるデザインを採用したボックスで、従来の「Phoenixcall 1.0」と同様に製品コンセプトを前面に出した構成です。外箱の時点でアートワークを含めた世界観を意識した作りになっており、一般的なイヤホンのパッケージよりも視覚的な印象を重視した内容です。


パッケージ内容は、イヤホン本体、0.78mm 2pin仕様の銀メッキケーブル、3.5mmおよび4.4mmの交換式プラグ、イヤーピース、ハードケース、説明書など。


パッケージ内容は、イヤホン本体、0.78mm 2pin仕様の銀メッキケーブル、3.5mmおよび4.4mmの交換式プラグ、イヤーピース、ハードケース、説明書など。
本体は、医療グレードUVレジンを使用したシェルに、手描き風のフェイスプレート装飾を組み合わせたカラフルなシェルデザインで「Phoenixcall 1.0」からの印象を踏襲。なお写真ではフェイスプレートに貼り付けられいたビニールシートを剥がすのを忘れました(汗)。この辺でしbならくレビューを書いてなかったブランクがでていますね。。。


閑話休題、シェル形状は丸みを帯びたドライバー数に対して比較的コンパクトにまとめたハウジングに長めのステムノズルにより耳に収まりやすい印象。ステムノズルはやや太めながら多くのイヤーピースを問題なく使用可能。シェルの厚みはあるため耳の小さい方では多少存在感がありますが、しっかり装着すればホールド感も良好で遮音性も比較的良い印象。


閑話休題、シェル形状は丸みを帯びたドライバー数に対して比較的コンパクトにまとめたハウジングに長めのステムノズルにより耳に収まりやすい印象。ステムノズルはやや太めながら多くのイヤーピースを問題なく使用可能。シェルの厚みはあるため耳の小さい方では多少存在感がありますが、しっかり装着すればホールド感も良好で遮音性も比較的良い印象。
付属ケーブルは銀メッキ銅線を使用した8芯タイプで、0.78mm 2pinコネクタを採用。プラグ部分は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスの交換式を採用。ケーブルの取り回しは比較的扱いやすく、耳掛け部分も自然に収まりやすい印象です。


イヤーピースはCelestのカスタムイヤーピースが複数サイズ付属し、ボーカル向け、バランス向けなど音の傾向に合わせた選択ができる内容です。


イヤーピースはCelestのカスタムイヤーピースが複数サイズ付属し、ボーカル向け、バランス向けなど音の傾向に合わせた選択ができる内容です。
■ サウンドインプレッション
※掲載の写真はフェイス部にビニールが貼られている状態になっています。ご了承ください(汗)。
「Celest Phoenixcall 2.0」の音質傾向は、明るく明瞭な印象を持ちつつ、低域の厚みと中音域の安定感を高め、高域の刺激を抑えた聴きやすいサウンド。バランス的には中低域寄りの弱ドンシャリです。
従来の「Phoenixcall 1.0」の明瞭なキャラクターを継承しつつも、分かりやすいV字傾向によるから多少中低域寄りでニュートラル方向に変化し、全体としては低域と高域に適度な存在感を持たせながら、中音域がやや前傾し、ポップス、ロック、アニソンなどのボーカル曲やEDM等の楽曲との相性が向上したチューニングに仕上がっている印象。「Phoenixcall 1.0」がやや派手すぎると感じた方には「Celest Phoenixcall 2.0」では明瞭さを感じさせつつ、全体的により聴きやすいサウンドとして好感されそうです。
仕様としてはインピーダンス11Ω、感度108dB/mWという仕様のため、一般的なUSB-DACや小型DAPでも十分に音量を取りやすい印象です。それでもスマートフォン直結よりも、ある程度駆動力のある小型DACやDAPと組み合わせた方が本来のバランスを得やすいでしょう。4.4mmバランス接続では音場の見通しや低域の締まりを感じやすい印象です。
「Celest Phoenixcall 2.0」の音質傾向は、明るく明瞭な印象を持ちつつ、低域の厚みと中音域の安定感を高め、高域の刺激を抑えた聴きやすいサウンド。バランス的には中低域寄りの弱ドンシャリです。従来の「Phoenixcall 1.0」の明瞭なキャラクターを継承しつつも、分かりやすいV字傾向によるから多少中低域寄りでニュートラル方向に変化し、全体としては低域と高域に適度な存在感を持たせながら、中音域がやや前傾し、ポップス、ロック、アニソンなどのボーカル曲やEDM等の楽曲との相性が向上したチューニングに仕上がっている印象。「Phoenixcall 1.0」がやや派手すぎると感じた方には「Celest Phoenixcall 2.0」では明瞭さを感じさせつつ、全体的により聴きやすいサウンドとして好感されそうです。
仕様としてはインピーダンス11Ω、感度108dB/mWという仕様のため、一般的なUSB-DACや小型DAPでも十分に音量を取りやすい印象です。それでもスマートフォン直結よりも、ある程度駆動力のある小型DACやDAPと組み合わせた方が本来のバランスを得やすいでしょう。4.4mmバランス接続では音場の見通しや低域の締まりを感じやすい印象です。
「Celest Phoenixcall 2.0」の高域は明るく伸びやかで、マイクロ平面(FPD)によって補完された超高域により軽快なレスポンスと空気感があります。いっぽうで従来の「Phoenixcall 1.0」では刺さりやすい帯域をコントロールしつつ高域全体にピークがあり、結構派手めに鳴る印象でしたが、「Celest Phoenixcall 2.0」では早めのピークで減衰を早めややウォームな印象を感じさせつつ超高域に再度ピークがあることでスッキリした透明感と見通しの良さを持たせる「イマドキ」のチューニングを採用しています。ハイハットなどのシンバル音は輪郭が明瞭で、余韻もすっきりと抜けますが、刺さりを強調するような硬さは抑えられています。高域の情報量は十分にあり、明るいサウンドが好きな方にも物足りなさは少ないものの、従来の「Phoenixcall 1.0」より長時間でも聴きやすいバランスになっています。
中音域は凹むことなく再生され、ボーカル域も多少前傾します。分かりやすいV字傾向で凹みのあった「Phoenixcall 1.0」と比較すると「Celest Phoenixcall 2.0」はニュートラルよりもわずかに明るく対照的ですね。ボーカルはやや近めに定位し、女性ボーカルは適度なアクセントがあり、伸びの良さと明瞭さのある認証で再生されます。男性ボーカルは低域側の支えが増したことで従来よりも落ち着いた印象となり、自然な厚みを感じます。演奏との分離は良好で、音数の多い曲でも見通しの良さがあります。ただし、豊かさや厚みよりスッキリした明瞭感にフォーカスした印象は「Celest Phoenixcall 2.0」でも踏襲されているようですね。低域は2機のダイナミックドライバー搭載により「Celest Phoenixcall 2.0」で最も分かりやすくアップデートを感じる部分です。「Phoenixcall 1.0」でも低域にも存在感はありましたが、全体としては高域の華やかさや軽快な分離感が目立つ印象でした。
これに対して「Celest Phoenixcall 2.0」は重低音を中心に大幅にブーストされ、凹みを抑えた中低域と併せて、より厚みを感じさせる印象にまとめられています。
ミッドベースは十分な量感を持ちつつアタックが明瞭で、過度に膨らまず、キレの良さも感じさせます。重低音は適度に深く沈み込み、EDMやロックではリズムの押し出しをしっかり感じられます。低域の量感はやや多めですが、中高域との分離は良好でボーカル帯域を大きくマスクことは無く、全体をしっかり下支えする低域です。
これに対して「Celest Phoenixcall 2.0」は重低音を中心に大幅にブーストされ、凹みを抑えた中低域と併せて、より厚みを感じさせる印象にまとめられています。ミッドベースは十分な量感を持ちつつアタックが明瞭で、過度に膨らまず、キレの良さも感じさせます。重低音は適度に深く沈み込み、EDMやロックではリズムの押し出しをしっかり感じられます。低域の量感はやや多めですが、中高域との分離は良好でボーカル帯域を大きくマスクことは無く、全体をしっかり下支えする低域です。
■ まとめ
「Celest Phoenixcall 2.0」は、ドライバー構成を2DD+2BA+2FPDにアップグレード。既存の「Celest Phoenixcall」(「Phoenixcall 1.0」)のクリアデザインのシェルと多ドライバー構成の明瞭なサウンドを踏襲しつつ、より低域の量感が向上し、ボーカル域にフォーカスしたニュートラル方向のチューニングにより聴きやすくイマドキ感のあるサウンドにアップグレードされました。「Phoenixcall 1.0」は分かりやすいV字傾向による派手めのサウンドで、明瞭感や鮮やかさを楽しむタイプの仕上がりでした。これに対し「Celest Phoenixcall 2.0」では低域の存在感が増し、全体の重心が少し下がったことで、より力強く、聴きやすい方向にまとまっています。イマドキのチューニングにより高域も聴きやすくまとめられているため、少し落ち着いた方向に感じられるかもしれません。美しいデザインとパッケージングとボーカル曲を中心に、EDMなども楽しめる使いやすい製品だと感じます。














