
こんにちは。今回は 「COZOY D1」 です。2025年に設立された中国・深圳の新しいオーディオブランド「COZOY」による、シングルダイナミック構成の低価格モデルです。
10mmサイズのグラフェン振動板を採用したダイナミックドライバーをシングルで搭載し、ハーマンターゲット寄りで質の良いサウンドを実現。3Dプリントレジンシェルや鮮明なカラーリングのケーブルなど30ドル程度の価格設定を感じさせないパッケージングが魅力的なモデルです。
■ 製品概要と購入方法について
「COZOY」は中国・深圳を拠点とする新しいHi-Fiイヤホンブランドで、「COZOY D1」は同ブランドの低価格帯モデルとして展開されるシングルダイナミック構成の有線イヤホンです。10mmグラフェン振動板、デュアルマグネット/デュアルキャビティ構造、3Dプリントによるレジンシェルを採用し、価格を抑えつつ音質面と装着性を意識しています。外観は透明感のあるブルー系レジンシェルにフェイスプレートの模様を組み合わせたデザインが特徴的です。
ドライバーは10mm径のグラフェン振動板を採用した1DD構成で、デュアルマグネット/デュアルキャビティ設を採用し、低域の駆動力と中高域の明瞭さを両立。


付属ケーブルは0.78mm 2pin仕様の着脱式で、マイク有り/無しが選択可能。
シェルは3Dプリントによる医療グレードのレジン素材を使用し、軽量で耳に収まりやすい形状が採用されています。音楽再生だけでなくゲーム用途での定位感も考慮し、普段使いしやすい低価格イヤホンとしてまとめられています。

■ 免責事項
本レビューではレビューサンプルとして COZOY より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容
「COZOY D1」のパッケージは低価格モデルらしいコンパクトなボックスで、全体としてシンプルにまとめられています。


パッケージ内容はイヤホン本体およびケーブル、イヤーピース(シリコンタイプ2種類でS/M/Lサイズ、ウレタンタイプ1ペア)、説明書です。


パッケージ内容はイヤホン本体およびケーブル、イヤーピース(シリコンタイプ2種類でS/M/Lサイズ、ウレタンタイプ1ペア)、説明書です。
本体はレジンシェルを採用し軽量に仕上げられています。フェイス部分は比較的コンパクトで耳への収まりも良好です。ブルーのフェイスデザインが印象的なデザインですね。30ドル程度の低価格帯のイヤホンとしては質感も良好な印象です。


金属製のステムノズルはやや太めですが長さは標準的で、イヤーピースを合わせれば安定した装着感が得られます。耳へのフィット感も良好です。イヤーピースを合わせれば遮音性もある程度確保できます。装着の深さによって低域や高域の印象が変わりやすいため、実際の使用ではフィット感を確認しながら調整すると良いと思います。
付属ケーブルはカラフルなパープルの被膜が印象的な4芯撚り線タイプ。取り回しの良い印象です。
イヤーピースはシリコンタイプがシングルフランジとダブルフランジの2種類、ウレタンタイプが1ペア各サイズが付属します。シングルフランジはコンパクトなタイプで耳奥まで挿入して装着するイメージですね。ダブルフランジはより遮音性を高めるうえで有効でしょう。「COZOY D1」はイヤーピースや装着の深さで低域や高域の印象が変わりやすい印象のため、他にも手持ちのイヤーピースも含めて相性を確認するのも良いと思います。
■ サウンドインプレッション
「COZOY D1」の音質傾向は、ニュートラル方向でU字寄りの弱ドンシャリで、バランスとしてはハーマンターゲットカーブ(H-2019)に近い緩やかな曲線を描きます。シングルダイナミック構成らしいつながりの良さとグラフェン振動板による適度に響きを抑えた締まりの良さと明瞭さをもったサウンドにまとめられています。30ドル程度の低価格モデルながらニュートラル系にありがちな粗さを感じさせない自然な音作りも印象的ですね。低域は過度に膨らませず、中音域はボーカルを聴きやすく配置し、高域は適度に明るさを加えることで見通しの良い印象にまとめています。ウォームで厚みを強く出すタイプというより、スッキリした輪郭と分かりやすさを重視したチューニングですね。
高域は適度に明るく、ハイハットなどのシンバル音もある程度のキレを持って鳴ります。過度に刺さる方向には寄せすぎず、低価格モデルとしては見通しの良さを感じやすい印象です。
中音域は凹むことなく再生され、癖の無いニュートラルなサウンド。ハーマンターゲット的なU字寄りでボーカル域は少し前に出る印象です。
中高域に適度なアクセントがあり、解像感は一般的ながら明瞭で伸びやかさを感じさせる印象。女性ボーカルは明瞭で聴きやすく、男性ボーカルも低域側の支えがあるため淡泊になりすぎません。演奏との分離も価格を考えれば悪くなく、ポップスやロック、アニソンなどを気軽に楽しめるバランスです。音場は過度に広げる方向ではありませんが、左右の位置関係は分かりやすく、ゲームや動画視聴でも使いやすいバランスです。
中高域に適度なアクセントがあり、解像感は一般的ながら明瞭で伸びやかさを感じさせる印象。女性ボーカルは明瞭で聴きやすく、男性ボーカルも低域側の支えがあるため淡泊になりすぎません。演奏との分離も価格を考えれば悪くなく、ポップスやロック、アニソンなどを気軽に楽しめるバランスです。音場は過度に広げる方向ではありませんが、左右の位置関係は分かりやすく、ゲームや動画視聴でも使いやすいバランスです。低域は量感を強く押し出すタイプではなく、比較的タイトでコントロールされた鳴り方です。ミッドベースは適度なパンチがあり、過度に膨らんで中音域を覆う感じは抑えられています。重低域の深さや迫力を最優先する方には少し控えめに感じるかもしれませんが、ボーカルや定位感を重視する用途では扱いやすい低域だと思います。
■ まとめ
「COZOY D1」は、30ドル程度の低価格モデルながら、搭載ドライバーはグラフェン振動板、デュアルマグネット/デュアルキャビティ構造を採用しており、ハーマンターゲット寄りのバランスの良いサウンドを自然な印象で鳴らします。美しいフェイスデザインの3Dプリントレジンシェルやパープルカラーの鮮明な4芯ケーブルなど全体的な仕上がりも良さやまとまりも感じさせます。
解像感や分離など価格なりの部分もありますが、自然な音像でまとめることで粗さを感じにくく、ボーカルの明瞭さ、タイトな低域、適度に抜ける高域を組み合わは幅広いジャンルで使いやすい印象です。
リスニング用途はもちろん、ゲーミングや動画視聴にも使いやすく、50ドル以下の選択肢としてなかなか興味深い製品のひとつだと思います。
リスニング用途はもちろん、ゲーミングや動画視聴にも使いやすく、50ドル以下の選択肢としてなかなか興味深い製品のひとつだと思います。















