EarFun Clip 2

こんにちは。今回は 「EarFun Clip 2」 です。日本でも低価格かつ高機能なワイヤレス製品でお馴染みのEarFunによる、イヤーカフ型のオープンイヤー完全ワイヤレスイヤホンです。耳を塞がない軽快な装着感に加え、12mmチタンコーティング振動板ドライバーやBluetooth 6.0対応、独自の低音強化技術などで音質を強化。さらにLDAC対応や物理ボタン、デュアルデバイス接続、ワイヤレス充電など機能面でも充実しており、使い勝手をより向上した製品に仕上がっています。

■ 製品概要と購入方法について

「EarFun」は低価格ながら機能性に優れたワイヤレスイヤホンやBluetoothスピーカーなどを展開するオーディオブランドです。日本国内でも「Air Pro」シリーズをはじめ、ANC搭載TWSやオープンイヤー型モデルなどを比較的手頃な価格で展開しており、機能面とコストパフォーマンスの高さで知られています。今回の「EarFun Clip 2」は、耳を塞がずに装着できるイヤーカフ型のオープンイヤー完全ワイヤレスイヤホンで、前モデル「EarFun Clip」からドライバー、装着感、マイク性能、ワイヤレス充電などをアップグレードした第2世代モデルです。
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EarFun Clip 2」は、耳の外側を挟むように装着するクリップ型デザインを採用し、片側約5.5gの軽量設計と0.5mmのニッケルチタン形状記憶合金、40°の超軟質シリコンによって、耳への負担を抑えた装着感を実現。耳道を塞がないため周囲の音を自然に確認しやすく、通勤、散歩、家事、オフィス作業などで「ながら聴き」に最適な仕様となっています。また、従来の耳掛け式オープンイヤーと異なり、メガネやマスクとの干渉が少ない点もイヤーカフ型のメリットと言えるでしょう。

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ドライバーには12mm径のチタンコーティング振動板を採用したダイナミックドライバーを搭載。デュアル磁気回路設計により振動板への駆動力を高めています。オープンイヤー型は構造上、低域の量感や音の密度を出しにくい傾向がありますが、本機ではEarFun独自の「BassSurge」技術により低域の厚みを補い、LDAC対応によるハイレゾワイヤレス再生にも対応しています。さらに「Spatial Stage」3Dサウンド技術によるシアターモードも搭載し、動画視聴などで音場感を広げる機能も備えています。

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通話面では左右2基ずつ、合計4基のマイクとAI通話ノイズキャンセリングを搭載し、前モデルよりマイク性能を強化しています。防水防塵性能はイヤホン本体のみIP55で、汗や小雨、日常的な水しぶきに対応します。またBluetooth 6.0、Google Fast Pair、マルチポイント接続、ゲームモード、ワイヤレス充電、急速充電など、日常的に使いやすい機能もひととおり揃えています。

EarFun Clip 2」の主な仕様は以下の通りです。

項目 内容
製品名 EarFun Clip 2
形式 イヤーカフ型オープンイヤー完全ワイヤレスイヤホン
Bluetooth Bluetooth 6.0
対応プロファイル A2DP / AVRCP / HFP
対応コーデック LDAC / SBC
ドライバー 12mm径チタンコーティング振動板ダイナミックドライバー
音質機能 Hi-Res Wireless認証、LDAC、BassSurge、Spatial Stage
マイク 4マイクAI通話ノイズキャンセリング
ANC 非搭載
防水防塵 IP55(イヤホン本体のみ)
再生時間 LDACオフ時:イヤホン単体最大11時間、ケース込み最大40時間
再生時間(LDAC) LDACオン時:イヤホン単体最大6時間、ケース込み最大22時間
バッテリー容量 イヤホン:60mAh×2、充電ケース:490mAh
充電時間 イヤホン約1時間、ケース約2時間、ワイヤレス充電時約3.5時間
充電方式 USB Type-C、ワイヤレス充電対応
マルチポイント 対応
Google Fast Pair 対応
ゲームモード 対応
専用アプリ EarFun Audio
重量 片側約5.5g、ケース込み約49.6g
カラー ブラック、ホワイト
価格 9,990円(税込)前後

EarFun Clip 2」の価格は9,990円(税込)です。購入はAmazon.co.jpのEarFun公式ショップにて。
※クーポンコード「EFCLIPNPR」を使用すると公式サイト、アマゾンにて25% OFFの 7,493円(税込)で購入可能です。

Amazon.co.jp(EarFun公式ショップ): 「EarFun Clip 2」


■ 免責事項
本レビューではレビューサンプルとして EarFun より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容

EarFun Clip 2」のパッケージはEarFun製品ではお馴染みの白地に黄色のアクセントが入ったボックス。製品イメージと主な機能を分かりやすくまとめたシンプルなデザインです。
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パッケージ内容はイヤホン本体、充電ケース、USB Type-C充電ケーブル、説明書、保証書など。イヤーカフ型のためカナル型TWSのようなイヤーピースは付属しません。
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本体はスピーカー部とバッテリー/操作部をC型ブリッジでつないだイヤーカフ型デザインです。耳穴にイヤーピースを入れるのではなく、耳の外側を挟むように装着するため、圧迫感が少なく、周囲の音も自然に入ってきます。片側約5.5gと軽量で、装着時の存在感も比較的少ない印象です。
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装着位置は一般的なカナル型TWSとは異なり、スピーカー部を耳穴の近くに合わせることで音の聞こえ方が変化します。位置がずれると低域の量感や音像のまとまりが変わるため、最初は左右それぞれで最も自然に聞こえるポイントを探すと良いでしょう。メガネやマスクとの干渉が少ない点は、日常使いではかなり便利です。
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ケースは横長のコンパクトな形状で、USB Type-Cによる有線充電に加え、ワイヤレス充電にも対応します。
また、本機はタッチセンサーではなく物理ボタンを採用しています。オープンイヤー型は屋外や運動中に使用する場面も多いため、手探りでも操作しやすく、誤操作を抑えやすい物理ボタンは実用面でメリットがあります。標準の操作設定は以下の通りです。

操作内容 左側 右側
再生/一時停止 2回押し 2回押し
音量ダウン 1回押し
音量アップ 1回押し
曲戻し 3回押し
曲送り 3回押し
音声アシスタント 2秒長押し 2秒長押し
受話/終話 着信時2回押し 着信時2回押し
着信拒否 着信時2秒長押し 着信時2秒長押し
通話切替 通話時3回押し 通話時3回押し
ゲームモード 専用アプリで切替 専用アプリで切替


■ ワイヤレス機能および専用アプリについて

専用アプリはAppStoreまたはGoogle Play Storeで「EarFun Audio」で検索してインストールします。初回起動時に利用規約とプライバシーポリシーの同意をします。EarFunのアカウントの無い場合は登録の作業が必要になります。登録作業はちょっと煩雑な印象もありましたが、初回だけですので指示通り登録をします。登録を完了しアプリにログインするとペアリング済みであれば状態が表示されるはずです。
EarFun Clip 2またレビュー掲載前にファームウェアのアップデートがあり、アプリを起動すると自動でアップデートの指示がありました。電源をいれたまましばらく置いておくと自動でアップデートは完了しました。
アプリの画面では使い方についての簡単なメッセージと「ゲームモードのON/OFF」があり、下方向にスクロールするとそれ以外のメニューが表示されます。
利用できる機能は「オーディオ設定(シアターモード/マナーモード/ゲーム効果音)」、「イコライザー機能/サウンドセンス」、さらに「や「キーのカスタマイズ」「デュアルデバイス接続のON/OFF」や、「Bluetoothオーディオ品質」「低消費電力モード」「音声ガイダンスの言語」などが設定できます。

オーディオ設定では標準では「LDAC」はOFFになっており、「Bluetoothオーディオ品質」メニューでLDACを有効にして再起動することで利用できます。なお、LDACモード時はデュアルデバイス接続は利用できないため、あらかじめOFFにしておく必要があります。ちなみに仕様ではLDAC以外はSBCのみと記載されていましたが、実際にはAACコーデックで接続されており非公式ながら利用できることが確認出来ました。LDACは音質面でメリットがありますがビットレートが高く屋外では途切れやすくなるため、普段はLDACはOFFで利用し静かな屋内でじっくり聴くときに有効にした方が良さそうです。
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イコライザー機能も「Air Pro 4」を踏襲し、プリセットで「デフォルト」「迫力ある重低音(BassSurge技術)」「高音ブースト」のほか「低音を弱める」「高音を弱める」「ボーカル強化/減少」の7種類、さらに「Rock」「Pop」「Country」「R&B」「Classical」「Jazz」「Electronic」「Dance」「HipHop」「Metal」「Blues」「Soul」「Hits」「Latin」「Natural」の15種類類で合計22種類(デフォルト含む)を用意。さらに個別のカスタムEQ設定、聴覚モニターによってチューニングを行う「適応イコライザー」と非常に多様な設定が可能になっています。

EarFun Clip 2シアターモードではSpatial Stageによる3Dサウンド効果が加わり、動画視聴時に音場の広がりを感じやすくなります。音楽再生では好みが分かれる部分もありますが、映画やドラマ、YouTubeなどではイヤーカフ型の開放感と組み合わせて、自然な広がりを楽しめる印象です。ゲームモードは低遅延を重視する設定で、音質よりも映像との同期を優先したい場合に使用します。
他にもマルチポイント接続に対応しているため、スマートフォンとPCなど2台の機器を同時に接続して使うこともできます。オープンイヤー型はオンライン会議や作業中のBGM用途にも向いているため、PCとスマートフォンを切り替えながら使えるのは便利です。またGoogle Fast Pairにも対応しており、Android端末では初回ペアリングも比較的スムーズです。


■ サウンドインプレッション

EarFun Clip 2EarFun Clip 2」の音質傾向は、オープンイヤー型としては低域の量感をしっかり意識した、明るめで聴きやすい弱ドンシャリ寄りのサウンドです。耳を塞がない構造のため、カナル型TWSのような密閉感や重低音の圧力はありませんが、12mmドライバーとBassSurgeの効果もあり、ながら聴き用としては十分に厚みのある音を楽しめます。全体としては軽快で抜けが良く、屋内作業や散歩、家事、動画視聴などで気持ちよく使いやすいバランスです。

高域は明るくスッキリした印象で、オープンイヤー型らしい抜けの良さがあります。シンバル音なども極端に刺さる感じは少なく、適度に輪郭を持たせながら軽やかに鳴ります。LDAC接続では音の見通しが少し良くなり、細かな余韻や空間の広がりも感じやすくなります。音量を上げすぎると高域側の主張が強く感じられる場合があるため、通常はやや控えめな音量で使うほうが本機の良さを感じやすいと思います。

EarFun Clip 2中音域は癖が少なく、ボーカルも比較的自然に定位します。カナル型のように耳の中でボーカルが明確に前に出るタイプではなく、周囲の環境音と音楽が自然に混ざるなかで、近すぎず遠すぎない位置にボーカルが浮かぶ印象です。女性ボーカルは明るく軽快で、男性ボーカルも過度に薄くならず、ながら聴きとしては十分な厚みがあります。音場は左右方向に自然に広がり、耳を塞がないことによる開放感があります。

低域はオープンイヤー型としては思ったより量感があり、ミッドベースを中心に適度なパンチを持たせています。重低音の深い沈み込みや密閉型TWSのような圧力感はありませんが、BGM用途で物足りなさを感じにくい程度にはしっかり鳴ります。低域は膨らみすぎず、アタックも比較的分かりやすいため比較的音数の多い曲も楽しめる印象です。


■ まとめ

EarFun Clip 2というわけで、「EarFun Clip 2」はイヤーカフ型の軽快な装着感と、EarFunらしい多機能さを組み合わせた、非常に実用性の高いオープンイヤー完全ワイヤレスイヤホンでした。Bluetooth 6.0、LDAC、マルチポイント、ワイヤレス充電、Google Fast Pair、IP55防塵防水、専用アプリによるEQ調整など、1万円以下の製品としてはかなり充実した内容です。また実はAACコーデックで接続できるため、iPhoneでの利用でも結構実用的な印象ですね。
またEarFunアプリはEQのプリセットが非常に豊富な点が特徴ですが、イヤーカフ型では弱くなりがちな重低音を専用のブースト設定があるのは良い配慮だと思います。
EarFun Clip 2」は、イヤーカフ型らしい、周囲の音を確認しながら、快適に音楽や動画、通話を楽しむための製品ですが、リスニング性能もかなり進化している印象です。従来のオープンイヤー型で感じやすかった低域の薄さをかなり抑えており、1万円以下のイヤーカフ型としては音質面でも十分に満足できる仕上がりだと思います。特に散歩、作業中、家事、オフィス、軽い運動など、長時間つけっぱなしにする用途ではかなり使いやすいと思います。