TRN Scallop

こんにちは。今回は 「TRN Scallop」 です。中華イヤホンブランドとしてお馴染みのTRNによる、有線イヤホンを完全ワイヤレス化できるBluetoothイヤーフック型モジュールです。Bluetooth 6.0対応、片側約6gの軽量設計、最大50時間のバッテリー駆動など、従来の「TRN BT20 Pro」や「TRN BT30 Pro」から使い勝手を高めた、手軽に使えるワイヤレス化アイテムだと思います。

■ 製品概要と購入方法について

TRN Scallop」は、中国のイヤホンブランドTRNによる、2pinやMMCXなどのリケーブル対応イヤホンをBluetooth接続で使用できるイヤーフック型のワイヤレスモジュールです。TRNは低価格帯のイヤホンからマルチドライバー構成のモデル、リケーブル、Bluetoothモジュールなど幅広い製品を展開しており、「TRN Scallop」は同社が以前から展開している「BT20」シリーズや「BT30」シリーズの流れを汲む、有線イヤホンをワイヤレス化できる製品です。

TRN Scallop」はBluetooth 6.0に対応し、AACおよびSBCコーデックをサポート。より新しいBluetooth規格を採用し、通信安定性や低遅延、消費電力面での改善を図ったモデルとして位置づけられます。
TRN ScallopTRN Scallop
本体はイヤーフック一体型の左右独立モジュールで、手持ちのIEMを接続することで完全ワイヤレスイヤホンのように使用できます。コネクタは交換可能で「中華2pin」、「qdcコネクタ互換の2PIN-S」、「MMCX」用のアダプターが用意されています。

バッテリーはイヤーフック側が片側60mAh、充電ケースが700mAhで、イヤーフック単体では最大10時間、充電ケース併用で最大50時間の再生が可能とされています。貝殻をイメージしたような丸みのあるデザインで、内部にイヤホンを装着したまま収納しやすいスペースを確保しています。
TRN ScallopTRN Scallop
本体は片側約6gと軽量で、従来より軽量化しています。また、汗や雨しぶきなどから内部回路を保護するナノ防水コーティングも採用。操作系はタッチ操作と物理的な検知を組み合わせたスマート操作を採用し、誤操作を抑えながら音楽再生や通話操作を行える仕様です。

TRN ScallopTRN Scallop

また、同じTRNのBluetoothイヤーフック型モジュールである「TRN BT20 Pro」「TRN BT30 Pro」と比較すると、「TRN Scallop」は「TRN BT20 Pro」の後継的な使いやすさを持ちつつ、Bluetooth 6.0対応と軽量化を特徴としたモデルと考えると分かりやすいと思います。いっぽうで「TRN BT30 Pro」はaptX対応やQCC3040搭載など、より機能面を重視した上位寄りのモデルとなります。

項目TRN Scallop「TRN BT20 Pro」「TRN BT30 Pro」
主な特徴Bluetooth 6.0、AAC/SBC対応&軽量Bluetooth 5.3、AAC/SBC。低価格。QCC3040、aptX対応。
BluetoothバージョンBluetooth 6.0Bluetooth 5.3Bluetooth 5.2
対応コーデックAAC / SBCAAC / SBCaptX / AAC / SBC
コネクタ仕様選択式/Combo構成あり交換式コネクタ対応交換式コネクタ対応
イヤーフック重量約6g/片側約8g/片側約8g/片側
イヤーフック側バッテリー60mAh/片側80mAh/片側80mAh/片側
充電ケース容量700mAh1000mAh1200mAh
単体再生時間最大10時間最大13時間最大13時間
ケース併用再生時間最大50時間最大50時間最大50時間
通信距離最大20m最大15m最大15m
操作方式タッチ+感圧検知系のスマート操作物理ボタン操作物理ボタン操作
価格(Amazon.co.jp)5,580円3,850円6,699円前後

TRN Scallop」の価格はAmazon.co.jpのTRN直営店で5,580円です。今回の購入リンクはAmazon.co.jpのTRN直営店での取り扱いとなります。
Amazon.co.jp(TRN直営店): TRN Scallop


■ 免責事項
本レビューではレビューサンプルとして TRN Audio より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容

パッケージは海洋シリーズを踏襲したイメージ画像によるボックスデザイン。
TRN ScallopTRN Scallop

パッケージ内容は「TRN Scallop」本体および充電ケース、交換コネクタ、USB Type-C充電ケーブル、説明書などです。コネクタは「中華2pin」タイプが標準で装着されており、さらにqdc互換のカバー形状の「2PIN-S」と「MMCX」の交換コネクタが付属します。
TRN ScallopTRN Scallop

充電ケースは「Scallop」という名称のとおり、貝殻を連想させる丸みのある形状です。内部は比較的余裕のある設計で、イヤーフックにイヤホンを装着したまま収納しやすくなっています。これまでのTRN製Bluetoothモジュールでは、イヤホンの形状によってケース内の収まりが気になる場合もありましたが、「TRN Scallop」では日常的に取り出しやすく、収納しやすい方向で改善されているようですね。
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また本体裏面にはTELEC番号が記載されており、技適認可についても問題ないことがわかります(技適情報の検索結果)。
TRN Scallop」本体は従来の「BT20 Pro」や「BT30 Pro」を踏襲した左右独立型のイヤーフックモジュールで、耳掛け部分とBluetoothモジュール部が一体化した構造です。従来モデルより本体は小さく軽量化されており(片側約6g)、より耳への負担を軽減しています。イヤーフック部分は柔らかく、耳の後ろに沿わせやすい形状で、イヤホン側の装着感を大きく損なわずに使用できる印象です。
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コネクタ部分は従来のTRN製Bluetoothモジュールと同様に、さまざまなイヤホンに合わせて選択できる仕様です。最初から3タイプの交換コネクタが付属するのは便利ですね。

操作はタッチ操作を中心とした仕様で、再生/停止、曲送り、通話などの基本操作を本体側で行えます。従来の物理ボタン式と比べると押し込みによるイヤホン側のズレが少なく、装着した状態で操作しやすい一方、髪や指が触れた際の誤操作については慣れも必要です。ただし、メーカーでは静電容量式と感圧検知を組み合わせた操作系としており、単純なタッチセンサーより誤操作を抑える方向で設計されているようです。


■ インプレッション

TRN Scallop」は、有線イヤホンを手軽にワイヤレス化するためのBluetoothイヤーフックモジュールとして、従来の「TRN BT20 Pro」に近い使いやすさを維持しつつ、軽量化により装着性が向上し、Bluetooth 6.0対応で接続性をより高めています。音質面では、一般的なイヤホン製品を自然にならす印象で特に駆動力や解像感が高いわけではないものの、ノイズは少なく、自然にワイヤレス化できる印象。
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出力の影響もあり、比較的小さい音量で鳴らせるイヤホンとの組み合わせでは低域が厚めの印象になります。小型のオーディオアダプターなどでも見られる傾向で、駆動力の点では「BT30 Pro」より少し控えめなのだろうと思われます。ノイズ特性は高いため敏感なイヤホンと組み合わせてもホワイトノイズなどはほぼ発生しないものの、バランス的には中程度以上の大きめの音量で鳴らせるイヤホンと組み合わせた方が相性が良くなるようです。
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接続コーデックはAAC/SBCのため、いわゆるハイレゾコーデックには対応しませんが、接続の安定性は高く、屋外でも安定した印象。クアルコム製のチップを搭載しaptXに対応する「TRN BT30 Pro」と比較して遜色無い印象です。確かに駆動力や解像感では多少の差はありますが、日常使いを前提であれば思いのほか様々なイヤホンで「結構使える」と感じるのではと思います。なお、マイク機能も搭載していますが、こちらは通話ノイキャン付きの最近のTWS製品と比較すると差があるため補助的なものと考えた方が良いでしょう。また低遅延モードなども無いため、ゲーミングなどの用途には向かないですね。この辺もやはり割り切って楽しむ製品というイメージです。


■ まとめ

というわけで「TRN Scallop」は、TRNが以前から展開しているイヤーフック型Bluetoothモジュールの最新世代として、Bluetooth 6.0対応、片側約6gの軽量設計、最大50時間のバッテリー駆動、使いやすい充電ケースなど、日常的な使い勝手をしっかり高めた製品です。
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有線イヤホンを完全ワイヤレスイヤホンのように使える手軽さはやはり便利で、特にリケーブル対応イヤホンを複数持っている方には、ひとつ用意しておくと使い回しやすいアイテムだと思います。