ZiiGaat x Vivir Digital: RUMBA

こんにちは。今回は 「ZiiGaat x Vivir Digital: RUMBA」 です。ZiiGaatとメキシコのオーディオレビュアー「Vivir Digital」氏とのコラボによる、10mmグラフェン振動板のダイナミックドライバーを搭載したシングルダイナミック構成の低価格モデル。適度に厚みのある低域とスッキリして明瞭な中高域によるバランスの良いリスニングサウンドを楽しめる、お手頃価格のイヤホンです。

■ 製品概要と購入方法について

ZiiGaat x Vivir Digital: RUMBA」は、中華イヤホンブランドのZiiGaatが、メキシコのオーディオレビュアーの「Vivir Digital」氏とのコラボによるエントリークラスのイヤホンです。ZiiGaatといえば、ミドルグレード以上のスタジオモニター的製品に加え、海外レビュアーとのコラボモデルも数多く手がけており高い評価を得ていることでもマニアの間ではお馴染みになっていますね。

ZiiGaat x Vivir Digital: RUMBA」は10mmグラフェン振動板ダイナミックドライバーを搭載し、デュアルキャビティ構造による低域のコントロールと、軽快で明瞭なレスポンスを特徴としています。サブベースの量感を持たせつつ、ミッドセントリックなV字またはU字傾向のリスニング向けのチューニングが行われているとのことです。
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ドライバー構成は10mm径のデュアルキャビティ・ダイナミックドライバーをシングルで搭載。超軽量のグラフェン振動板を採用し、より速い過渡応答、向上した明瞭度、および低歪みを実現し、周波数範囲全体にわたってより高い解像度と精度を提供します。
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音響構造としてはデュアルキャビティ設計を採用し、ダイナミックドライバーの背圧や空気の流れを制御することで、低域の量感と締まりのバランスを整える構造となっています。また、0.78mm 2pinコネクタによるリケーブル対応で、ケーブル交換も可能です。
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価格は34.99ドル、アマゾンでは6,280円(どちらもマイク無しモデル)です。


■ 免責事項
本レビューではレビューサンプルとして Linsoul より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

パッケージは特徴的な製品画像とフェイスプレートの赤いラインデザインを前面に出したコンパクトなボックス。
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パッケージ内容は、イヤホン本体、3.5mmプラグ仕様のケーブル、イヤーピース2種類各S/M/Lサイズ、マニュアルなど。
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本体はブラックの樹脂製シェルを採用し、フェイスプレートには赤いラインを組み合わせたデザインが施されています。左右で「Vivir Digital」と「ZiiGaat」のロゴを配置した外観赤いラインアートがポップな印象がありますね。
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シェルサイズは一般的なサイズ感でフィット感も良く使いやすい印象。樹脂シェルのため軽量で気軽に使える印象ですね。コネクタは0.78mm 2pin仕様です。
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付属ケーブルは3.5mmプラグ仕様の4芯編み込みタイプで、0.78mm 2pinコネクタにより着脱が可能です。価格帯を考えると太さもありしっかりした印象で取り回しも良好です。また低価格モデルながらイヤーピースは標準的なバランスタイプと、開口部の広いワイドボアタイプの2種類が各3サイズ付属します。


■ サウンドインプレッション

ZiiGaat x Vivir Digital: RUMBAZiiGaat x Vivir Digital: RUMBA」の音質傾向は、スッキリした印象にまとめながらボーカル域に適度な温かみを持たせた弱ドンシャリ。ハーマンターゲットに近いニュートラル寄りのチューニングをベースにしつつ、自然なレイヤー感のあるV字方向のサウンドにまとめられています。重低音を中心に自然なブーストがあり、中低域の厚みと中高域の明るいアクセントにより自然なメリハリ感を楽しめるサウンドです。高域は超高域にインパクトを残すことで伸びの良さを持ちつつ、早めにピークが来ることで聴きやすさと適度な温かみを感じさせるイマドキのチューニング。それでも軽量で硬質なグラフェン振動版は適度に硬質でキレのあるスッキリした音を鳴らしウォームになりすぎない音像でまとめている点は好印象。派手さはありませんが自然な鮮やかがあり、ボーカルや演奏の見通しの良さと楽しさを感じさせるサウンドです。

ZiiGaat x Vivir Digital: RUMBAZiiGaat x Vivir Digital: RUMBA」の高域は明るさを持ちながらも、自然な印象で刺激を抑え、同時に超高域にアクセントを持つことで伸び感や空気感を感じさせるイマドキのサウンド。同時に適度な硬質感もありハイハットなども適度に細かく、スッキリした印象で鳴ります。自然なつながりのなかでキレを感じる高音ですね。ピークを早めに抑えることで金属音を強調せず寒色になりすぎないチューニングのため、聞き易さを維持しています。そのため解像感などは価格相応な印象もあり曲によっては少し粗さやエッジを感じる場合もありますが、全体的な伸びやかさと聴きやすさのバランスは良好です。

中音域はV字寄りの傾向のため、曲によっては僅かに凹みますが、全体的な見通しは良くボーカル域も若干の温かみを含んだ自然な印象存在感があるため不足に感じることはありません。ボーカルはやや前傾しつつ自然な距離で定位します。
ZiiGaat x Vivir Digital: RUMBA女性ボーカルの高音などの中高域にアクセントがあり柔らかさと伸びの良さや鮮やかさを感じさせます。男性ボーカルは軽く膨らみを持ちながらも過度に濃くならず明瞭さのある印象です。高域同様に解像感や細かなニュアンスの描写、音像の緻密さなどを求めるタイプではありませんが、適度な密度感で自然なバランスで雰囲気良く音像を描写し、薄くならず鮮やかさを持って再生されます。
音場は広めで見通しは良好です。自然なレイヤー感が有り、音源によってはV字的な方向性で演奏の奥行きや高さの表現を結構楽しめます。ただし前後の定位は正確さより雰囲気重視な印象。それでもキレの良さがあるため音数の多い楽曲でもボーカルと演奏が混雑はしない印象です。

ZiiGaat x Vivir Digital: RUMBA低域は「ZiiGaat x Vivir Digital: RUMBA」はサブベースを中心に適度なブーストがあり、自然なバランスで全体を下支えします。重低音は深さとともにしっかりと量感があり、ミッドベースもほどよく厚く、キレのある印象で楽しく聴ける印象。響きや豊かさを強調するタイプでは無く、グラフェン振動板らしい締まりとスピード感のある音で、アタックと減衰のまとまりは良好です。重低音の沈み込みは極端に深いタイプではありませんが、量感とスピード感のバランスが良く、全体のノリを作る低域としてうまく機能しています。


■ まとめ

ZiiGaat x Vivir Digital: RUMBAというわけで、「ZiiGaat x Vivir Digital: RUMBA」は、10mmグラフェン振動板ダイナミックドライバーによるキレの良さとスピード感、自然なV字寄りのサウンドによる低域の量感や中高域からの伸び感で楽しいリスニングサウンドを楽しめる印象です。もちろん価格相応な部分もあり、詳細さ、滑らかさ、質感など上位モデルに及ばない点はそれなりにありますが、低域のエネルギッシュさ、中域の自然さ、高域のスッキリした抜け感をうまくまとめており、全体として非常に扱いやすいバランスに仕上がっていると思います。お手頃な価格でもリスニングを楽しめるイヤホンとして、ライトユーザーも含めてお勧めしやすい製品と言えそうですね。